PiPi's World 投稿小説
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No969-07/21 09:33
女/稍(やや)
SN25-uvrABlXC
『CANAL』

あなたはまるで
長く永く深い運河のようね

そこに飛び込みさえすれば
私の意識など
石ころのように思いのままね

私は小さな魚のように
まるで頼りにならない体を
あなたにすべて
預けてしまうのね

でも本当は知ってるの
あなたの弱いとこはほら
頭文字さえ消してしまえば
あなたは私の思うまま





(こんな時間から下ネタかよ!/爆)
No968-07/20 09:06
男/naoki
N901iS-g43XEO5u
『陽だまり』

しとしと

雨が降り始めたから

ちょっとそこまで

出かけよう

濡れそぼつ街のなか

傘もささず

歩いていこう

いい加減な言葉はいらない

ふたり、手をつないで

いつまでも一緒に

笑い合おうよ
No967-07/20 02:31
男/ディー・クライム
SA36-9eiJvot1
嗚呼、ピアノを弾きたい

久しぶりに弾きたい

荘厳さはバッハのように

躍る心はモーツァルトのように

激しさはベートーヴェンのように

溢れる才気はリストのように

甘いロマンスはショパンのように

鍵盤は唄うのだろう

今の私ではもうあの頃のように弾けないだろう

それでも私は弾きたい

わずかでも思い出が蘇るのなら

私の指先があの思い出を暗譜している限り


(現在、通学のためにアパート暮らしをしているのでピアノがありません。なのでとても虚しいです。(泣))
No966-07/20 01:14
女/沙耶
TS32-i0o94RxX
私は良い人間じゃなかった


私は、良い娘じゃなかった

私は、良い友達じゃなかった

私は、良い彼女じゃなかった

今まで出会った人たちの中に、『私』の存在がどう在ったかは分からないけれど


ただ――、
ただ、文字に消された皮膚の下、息づき育つ命だけは

この子にだけは、
良い母親だと思って欲しい

良い、母親で在りたい


どうか元気に生まれて

それだけで良いから


(久々です、私もお母さんになるので意気込みをば…)
No965-07/16 22:27
女/☆
TS33-vlUrwT03
さようなら。何回心に言い聞かせたんだろう。好きで好きで仕方なかった。デモその気持ちを押さえ切れなくて、沢山君を傷つけたね。ごめんね。今何してるのかな。しばらく会わないうちに、君の手の暖かさも、抱き締められる心地良さも、忘れていくよ。時間の流れが、君の思い出を消していく。そしたらキット、この苦しさもなくなる。これで良かったんだよね。お互い離れた方が。幸せになってね。また君のあの笑顔がいっぱい増えるといいな。私の大好きな君の笑顔。だから、何よりも君の幸せを願ってるよ。
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