PiPi's World 投稿小説
[編集|削除|古順]
[戻る|前頁|次頁]

No818-06/04 03:04
男/delta
PC-rMUYoDkE
昔は良かったと君が言う
明日のために今を捨てろと彼が言う
みんながみんな、今を諦めている

天を仰いでみればいい
空を埋める無限の星は、過去の輝き
今はもう、そこには無いかもしれないもの
この瞬間、闇を遠ざけている幻

何はなくとも、今、光を帯びていればいい
何もなくとも、僕たちは今、この瞬間に燃え尽きるべきじゃないのか
そして見つけよう
燃え尽きた灰の残骸に、明日の火種を
明日照らす炎の中に、僕たちの輝きを

日々を埋める無限の光は、自己の輝き
この瞬間、闇を遠ざけている現実
No817-06/03 12:45
男/マコト
F901iC-U8KUhpGc
嫌なことが
日々を満たして
僕は仕事に
逃げています

やる必要の
ない仕事も
僕の思考を止めてくれるなら

ボロボロの体引きずり
ボロボロの心を
忘れるために
生きています

胸の中で渦を巻いた
過去のしがらみさえも
ごまかしたくて

働き詰めて
深呼吸した

しかし胸の痛みは
僕を
責め続ける
No816-06/03 05:50
女/ラスカル
D901iS-DhhRlMVP


ぽつぽつ
雨が降り出す
ぽつぽつ
辺りに響きわたる
ぽつぽつ
地の色さえも変えていく
ぽつぽつ
まるで全ての熱を冷ますように
ぽつぽつ
なかなか止まない
ぽつぽつ
しかし時折見せてくれる美しい虹を想いながら
ぽつぽつ
止む事を願って、今日もてるてる坊主をつるす
No815-06/02 22:45
?/悠
F900i-1dAQtBmq
私は人を殺めました

貴方が好きと言い乍ら
貴方の中に
理想を重ねて

追い詰めて追い詰めて
捻れて 壊れて
それでもまだ追い詰めて

手に残ったのは
貴方の残骸

残ったものは貴方の涙
No814-06/02 19:13
女/稍(やや)
SN25-uvrABlXC
『説得』

分からないくせに
俺のことなんか

なんて
反則技はやめてよね
わかろうとしてみなくっちゃ
話が前にすすまないの 分かる?

ほら
分かったふりをしているの
だから貴方もさっさと降参して



ちゃんと全部
わかられている振りをして
<戻る|前頁|次頁>