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No579-05/09 21:11
女/紫煌
P700i-cilJg/Xi
慈愛にたゆたう羊水から
生まれ堕ちた命は
外界の毒気にあてられ
傷つくばかり
慈悲深い雨よ
僕を浄めてくれ
自信すら持てなくて
妬み嫉み苦しみに汚れた僕を
ぽつん…
頬にあたる優しさは
ぽつぽつ
やがて非情に変わる
夜と同化する雨空
くすんだ白が灰色に
ぼやけた灰色が黒に
滲んでゆく境目
移ろいゆく人間模様
全身を濡らす絶望は
真実を照らす教訓
忘れたくない
放したくない
優しさを温もりを
まだ覚えているから
僕は独りじゃない
土砂降りの中
水滴の重みに撃たれても
喪失の痛みに灼かれても
気がつけば誰かが居る
それだけで勇気になる
止まない雨はない
僕は独りじゃない
暗く重くなりましたが…
『独り』でお願いします(>_<)゚
No578-05/09 00:48
男/ジョン
SN39-w3eA/Lkv
「マリアの慈愛の様に… 僕も愛させてはくれないかい?」
すこし、くさすぎる台詞だな。とは思った。
しかも彼は無宗教者。 クリスチャンなんかでは、けしてないのに。
それでも彼らしい言葉ではあった。
…けして嫌いではなかった。
「イエスは皆を愛していたみたいだね。 けど僕にはそんな事はできない。 君がいるだけで聖人になんかなれやしないんだ。」
私は小さく頷いた。
青い台詞が何故か気持ちよかった。
「宗教ってのはやっかいだよね。 争いにまで発展するんだから。
でも、僕は君が好きなんだ。 マリアの慈愛の様に。」
意味がわからないな。
けれど不快感はなく、むしろ心地よい。
私はまた小さく頷いた。
何故かマリアの顔が見たくなった。
慈愛に満ちたあの顔を。
すいません、下手くそで。
次は『慈愛』で、お願いします。
No577-05/08 00:10
男/ラクシェア
TS3C-Z7i5KjZe
天使のような笑みとは少し違う。
人懐っこい猫の目とニンマリとした口元をしたアリスさんがこう言った。
『………出来ちゃった♪』
俺は、はぁ? という表情だっただろう。 実際言ったし。
『何がですか?』
『………赤ちゃん♪』
はぁ? 二発目だ。
『誰のですか?』
『坊やの♪』
三発目、急に何を言い出すのやらこの人は。
『何かテレビでやってたんですか? 妊娠についての恋人の反応チェックとか。』
『あら、鋭いわね。 なんでわかったの?』
真面目に言ってるのだろうか? アリスさんは。
いや、そういえばこういう人だったかな………
『ねぇ、なんで? 坊や?』
いや………そりゃ、やってないのに出来るわけないじゃないか………聖母マリアじゃあるまいし。
次は『聖母マリア』あるいは『マリア』で。
No576-05/07 22:24
男/暗い刻
P902iS-t7flIhLA
詫びることなんてできない。僕には許しを乞う権利もないと思った。
「いいのよ、謝らなくて」
「ち、違うんだ! こんなつもりじゃ……ああ、ごめん……ごめん」
彼女の腹からとめどなく溢れる赤。突き刺さったナイフ。
彼女は優しく、妊婦のように、お腹を撫でていた。
「いいのよ、謝らなくて」
彼女は穏やかな表情でそう言って……そのままの表情で、僕の腹にナイフを突き立てた。
「私もそのつもりだったからお互い様じゃない?」
激痛に耐えながら見た彼女の顔は本当に穏やかで、まるで天使の微笑を張り付けた悪魔の様だった。
『天使』か『悪魔』でお願いしますm(_ _)m
No575-05/06 17:19
男/ジョン
SN39-w3eA/Lkv
終わった…終わってしまった…
私の…責任だ…
アイツの投げた弾は間違いなく、三年間で一番の弾だった。
アイツの肩さえ満足なものだったら…
それさえ私が見抜けていたら…
私の責任だ…。
監督としての力が足りないばかりに、アイツらの夢は閉ざされてしまった。
後悔の念が後を断たない。
甲子園独特の乾いた音が私の腰を重くさせる。
私は青すぎる晴れた空に向かって、彼らの青春を奪った事を詫びた。
すいません、ループして。
次は『詫びる』でどうでしょうか?
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