PiPi's World 投稿小説
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No584-05/14 08:52
男/久遠
HI38-f1K4Q3fm
「それじゃあ……この問題を…青木、やってみろ」
「…………………」
「どうした?わからないのか?」
(えっ?ちょ…あんな問題も解けないの!?)
(マジかよ……小学生レベルだぜ!?)
(高校生にもなって……)
「……い、いや、待って下さい先生!」
「何だ?」
「こんなレベルの低い問題に僕の口を煩わせる必要は無いはずです。レベルの低い問題は、僕のような高レベルの生徒ではなく、同じ様にレベルの低い生徒に任せた方が良いかと。そもそも僕は…」
「……青木、『獅子は兎を狩るときも全力を出す』という言葉を知ってるか?」
「……………」
「答えろ」
「…………赤坂、任せた」
「何で俺なんだよ!?」
「赤坂、答えてやれ」
「……………7×6は42です」
「正解だ」
「………………い、いや、僕はわかってましたよ。こんな低レベルな問題。ハハハハハ!」
しかし内心、青木はこう思っていた。



(61じゃないの!?)



次は『問題』で。
No583-05/13 13:02
男/コルト
V903SH-SgoiI0m6
「惚れた」
「え? 誰誰!?」
「お前だよバカ!!」
「っぐはぁ!!」

「…で、その…なんだ。お前が俺に惚れたと」
「…うん」
「んでアレか…こんな静かな古典の授業中に告白なんて暴挙に出てしまったと」
「…うん」
「お前、TPOを弁えろよ」
「…TPO?」
「時と場所と目的。お前、場所がおかしすぎる。…あ、先生、授業再開して良いですよ」
「…ごめん」
「いやぁ、謝られても」
「…で、結局、ど、どうなんだ? 返事は」
「あー、そうだったな。あ、そういや俺アドレス変えたんだ。教えてなかったな」
「…i.need.asumi……!!!???」
「loveはまだ恐れ多いからさ」
「ばっ…ばっ…ああああ」
「大丈夫かよ」
「お前、大好きだー!!!」

「おい後ろのラブラブ!! うるせぇよ!! いとなまめかし!!」
「す、すいません…って俺達、なまめかしい!?」
「もうなんでも良い…私を任せたぞ」
「任せたじゃねー!!」

『任せた』で(´・ω・`)
No582-05/13 10:07
男/mati
SH903i-9ME4rvoW
『贅沢ね、あなたって』
『は?』突然言い出した彼女の台詞の意味が解らず彼女の顔を眺めていると、『だってこんな美人な彼女にお酌してもらってるのよ、これ以上ないぐらい贅沢よ』と真顔で言った。
それを見た僕は、無性に可笑しくなって思わず笑ってしまった。すると彼女は『何が可笑しいのよ』と僕を睨んできた。『自分で言うか、普通?』と僕が言うと、彼女は頬を膨らませながら『じゃあ可愛いいと思わないんだ』と拗ねたように言ってきた。
その顔があまりにも可愛かったので僕は赤くなってしまった。『なに〜、照れてるの〜』と突っ込んできた。『お酒飲んでるからだよ』とごまかしてみたが、彼女は『ふ〜ん』とニヤニヤしながらそう言った。
全く、僕はいつも彼女に遊ばれる。でも僕にはそれに抗うだけの力はないし、僕も楽しんでるしね。惚れた者負けということか。


【惚れた】でお願いします。
No581-05/13 01:43
女/カスガ
P701iD-gMa5e7dZ
ビールの売り子をしてるあの娘に一目惚れをし、

発泡酒ではなく、あの娘の売るビールを買いに行く。

キャッチフレーズは「ちょっと贅沢なビール」

俺にビールを渡すあの娘の笑顔を見る給料日は、

俺にとって最高の贅沢


『贅沢』でおねがいしますm(_ _)m
No580-05/11 20:29
女/ネコ
HI38-iZ74LR0d
独り身に辛い季節と言えば冬なんだろうけど、僕にとっては春が最も僕をセツナくさせる。

やっと出会えた想い人に、数週間でまた来年まで会えないだなんて。
そんな理不尽なことがこの世にあっていいんだろうか…

年々違う装いを見せてくれる彼女は、来年はどんな姿で僕の目の前に現れてくれるんだろう。
ふわりと頬をピンクに染めて微笑むあなたを愛でながら、僕は独りでビールを掲げる。

『ビール』でお願いします☆
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