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No649-07/11 02:17
男/白いフクロウ
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眠りに落ちていくにつれ、失われる意識。囚われの牢獄を思わせる、薄暗いこの部屋のなか、たった一人で俺は、脈動を沈めていくのだ。生まれたばかりの赤ん坊のように、羊を数える子供のように、去る日を思う老人のように。鳥籠のなか、射ぬかれた憐れな梟は、命を落とすのだ。
だれか、この小説の真の意味を読み取った方には、なにかご褒美を差し上げましょう(笑)
『命』で。
No648-07/11 01:55
男/零凱
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最期ニ誠ハ悪態ヲ吐イテ消エタ。
哀レナ。
誠ハコノ雪辱戦ニ負ケテシマツタノダ。
「……」
私ハ誠ノ死ノ事実ヲ体中ニ浸透サセタ。
ソシテ、誠ヲ殺シタ愚カ者ニ向カツテ斯ウ言ツタ。
「逃ガサンゾ」
愚カ者ハ笑ツテヰル。私ノ言葉ノ意味ガ理解デキナイラシイ。
……スグニ理解サセテヤルサ。
今日はこれでおしまい。言い忘れてたけど、このお話のタイトルは『 』だからね。
カタカナニハマリ中。コレ中毒ニナリマスネ。誰カ助ケテ下サイ。
次ハ敢ヘテ一文字『ネ』デ。
No647-07/10 23:55
男/クレイモア
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「…バイバイ、とでも言っておくわ。『王様』」
眼前に突きつけられた杖。はめこまれた宝石は鈍い光を漏らし、少しずつ輝きを増していく。
だが、彼はその様子をただ見ている事しかできない。
何者かによって力を封じられ、なぶるかのような術の地獄に晒された体が、言う事を聞かないのだ。
「貴方を消し去った後で、私が理想を作る。だから…安心して別れを告げましょう?」
自らの発する言葉を理解しているのか疑ってしまうほどに、その表情はいたって平静。だが諭すような口調には、明らかな侮蔑が滲んでいる。
――くそっ、こんな…
一方の彼は、心の中で密かな悪態をつく事しかできなかった。
…次は、「悪態」で。
No646-07/10 23:25
男/ソロ
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結婚届に書かれた名前。
あと数分の苗字。
私が産まれる前にお父さんが決めた名前は、苗字と並ぶと変だからって、名付け親はお母さんになったんだっけ。
ふと、昔聞いた話を思い出す。
ごめんね、お母さん。
私の名前、またバランス悪くなっちゃった。
名残惜しくないと言えば嘘。
でも、新しい苗字は私の愛する人の名だから。
これからは、この名を愛していこうと思います。
さようなら。私の名前。
愛していたよ。
もう、名乗ることのないように。
バイバイ。
次は「バイバイ」で。
No645-07/10 22:31
?/RIN
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「…お忘れなく!」
「ほぇ?何が?」
大学の帰り道、3つ下の隣の家の幼なじみにばったりあった。そのまんま二人して帰ってたんだけど…
「私明日誕生日なんです。」
あぁ、そういうことか。
いやぁ今年で16…かな?あんなガキンチョだったのがすっかり女らしくなりやがって。
でも本質は変わってない、プレゼントのおねだりか。
「はいはい、何がいい?PSPか?言っとくが俺のバイト時給安いからな。」
「そんな子供っぽい物欲しくありません!それよりこれを!」
おいおい、PSPは大人でも楽しめるって−って!
そんな事思ってる間に俺に封筒を渡して走っていっちまった。
…?なんだいな?
その後家に帰ってそれをあけてみると一枚の紙が。
…結婚届
おぉい!?
結婚届、でm(__)
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