PiPi's World 投稿小説
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No705-04/21 23:59
マコト(F901iC)
この想いが文字となり
綺麗な紙を汚すのは

ただの照れ隠しかもしれない

口から出てくる言葉は
いつも的を外れて
あなたの横を過ぎ去って
突き刺さらないまま落ちていくから

僕の想いはインクで
形を成して
紙の中で

いつまでも
消えない言葉を
あなたに刻みたい
あなたの記憶の片隅で良いから

僕の名前を
この手紙と共に
取っておいてくれないか
No704-04/20 22:10
賢(P901i)
ため息をはく時
出ていくときの空気には
色々なものが乗っている

悲しい時
悲しさを乗せて

幸せなとき
幸せを乗せて

からっぽのときは
からっぽを乗せて


ため息は
がらんどうの広い道

囚われの気持ちを
すっと逃がしてく
No703-04/20 17:07
木蓮(P902i)

ゆったりと
流れる時間に
身をまかせ

過ぎ逝く
時間を感じたい


あっという間に
終える一日を

あたり前のように迎える
繰り返しの日々を


意味あるものにしたいから

だから


こんな一日も
必要なんだと思うんです
No702-04/19 23:53
苑寿(TS35)
今の私と貴方には
繋ぐものなんて何もない
こんなに便利な世の中なのに
私達には何もない

メールも電話も手紙さえ
出来ない私と貴方

『好き』
呟いたこの言葉
風よ
木々よ
どうかあの人のもとまで運んでください
No701-04/19 23:52
賢(P901i)
『かべ』


それは
ただそこにあるだけ

君を守ったりもするし
君を阻んだりもするし

あたたかいし
息苦しいし

でも
べつにそのためじゃない

ただ
そこにあるだけ
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