PiPi's World 投稿小説
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No858-06/11 00:21
delta(PC)
振り返れば、ほら
何も無い人生さ

理想を投げ捨てて
真実を否定して
あんなに必死にあがいて
声にならない声で叫んだのは
何を得るためだったのだろう
手を開いてみれば
磨耗した希望だけが、あてどなく彷徨っているよ
渇いた声は、もう自身を奮い立たせることなく
疲れた脳は、方位磁針を動かすことをやめた

前を見ても、ほら
きっと何も無い人生さ
だから失うものだって、何一つ無いはず
得るものが無くたって怖れずに
これまで以上に愚直に進むしかないんだろう?
何も無くたって進むんだ
それで自分自身が満足すれば、それで良いんだ
No857-06/10 23:54
賢(P901i)
きっと届くさ

君の願いも
君の想いも

願った場所に


きっと残るさ

君の姿も
君の声も

愛した人に


だって
ほら


僕が見る夜空の
何億年前の幻の星

その光すら
真っすぐに僕に届いてる
No856-06/10 23:33
カルアミルク(SN32)
あなたはとても純粋で
あなたはとても自分勝手

“若いからだ”って
“辛いからだ”って
あなたはきっとそう言うわね
そんな事が言える方が恥ずかしいのに


こんなこと言ったらあなたは怒るのでしょうね
だって自分の事しか考えられないんですもの
私も自分勝手に振る舞ってみるの
“あなたの気持ちばかりだけれど私の気持ちは範囲外かしら?”って
きっとあなたは考えた事などないのだろうけれど

きっと私は言えやしないのだろうけれど
No855-06/10 22:40
ソロ(P902i)
なんでもいい…
その答えが一番悩む
無難に結果を出せば
またコレ?
と来たもんだ
毎日毎晩料理を作る
私の身にもなって欲しい

主婦はラクでいいね
誰に言う?
一日家事に追われ
育児をする私に言うの?
貴方のように上司に
怒られる事は無いけれど
それでもストレスは
溜るのよ

休日だからゆっくりさせて
ええ、どうぞ
貴方がごろ寝する隣で
休日の無い主婦が
掃除機かけてあげるから

ねえ、貴方、覚えてる?
来週は結婚記念日よ
もし、忘れてしまったら
私は旅に出るから
覚悟しておいてね
アナタ…
No854-06/10 21:15
戦人(D901i)
消えゆく想い

薄れる悲しみ

君の笑顔が

笑い声が

温もりが

思い出せ無くなっていく

時はなんて残酷なのだろう
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