PiPi's World 投稿小説
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No944-07/10 21:53
マコト(F901iC)
異性として
好きになって

始まった
恋だけれど

それはまだ
愛とは
呼べない
絆だったんだ

君を
人として
好きになれた今

それが
なんとなくだけど
わかった気がしたよ

人として
家族として

好きになれたなら
それは
愛と呼べる

愛という
土台を築けるんだ

その土台の上に

僕らは
日々を飾ろう

永遠なんて
贅沢は言わないけれど

お互いが
生きられる限りに

日々を飾ろう
No943-07/10 01:31
垣森悠稀(PC)
泥流の中で
泥流の中で
僕は何かを探してる

泥流の中で
泥流の中で
ズボンの裾を捲り上げて

靴を脱ぎ捨て
はだしのままで
跳ねる飛沫も拭わずに

とうに流され
彼方へと消えたそれを
あきらめきれないのだろうか

それともまだ
底の見えないここに
溜まる澱へと埋もれているのか

泥流の中で
泥流の中で
僕は何かを探してる

泥流の中で
泥流の中で
こごる手足を動かして

泥流の中で……
No942-07/08 23:59
戒狷(N701i)
家族って
子供の目からも
誇れてさ

その誇りって
父と母の
入り込めない
絆にあってさ

それってどこか
戦友みたいで

子供にとっては
ヒーローで

揺るぎのない安心が
そこにはあるんだ

幸せって
形じゃなくて
事象じゃなくて
眼には見えない
感情なんだ

きっと結婚て
色んな見えない感情を

引っ括めて
丸めてまとめて
全部を幸せにできる

一つの形を指すんだよ
No941-07/08 00:07
賢(P901i)
愚かさが誇りだった
あの頃
少しずつ忘れていくよ

あんなにも強く叫んだ言葉
いつまでも
色褪せないと信じ込んでた

追い風に流されて
その声がかすれていくよ


もう一度叫べば
もう一度とりもどせるかな

愚かさが誇りだった

あの頃
No940-07/07 22:03
マコト(F901iC)
覚えていますか

幼かったころ
学校のグラウンドに
引いた白線

ちっとも
真っ直ぐでは
なかった
あの白線

だけど
僕らは
揺らいだ白線など

気にならなかっただろう
白線を笑わなかったろう

ちゃんと
立っていなくても
歩けなくても

僕らは
もともと
まっすぐじゃないんだ

気にしなくていいのさ

直線を描くことに
意味はないのだから
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