PiPi's World 投稿小説
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No824-06/24 07:42
Sai(N903i)
(つづき)

何ヵ月も前から空き部屋だったらしく、郵便受けは色褪せた『空き部屋のためDMしないで下さい』と書かれた管理会社からのシールで塞がれていたとの事。
私も不信に思い、アパートの外に出て、上の階を見てみると、ベランダには物干し竿もなく、窓にカーテンも掛かっておらず、やはり誰かが生活しているとは思えませんでした。

それから暫くした日の夜、今までで一番ひどい叫び声を聞き飛び起きました。
しかし、それを最後に静まりかえり…
その夜を境にその物音は無くなりましたが、あれは一体何だったのか…

数年たった今でもわからないままです。
No823-06/24 07:38
Sai(N903i)
匿名御免さん、文章からその情景が目に浮かび、怖くなりました。私の母校は平和で良かったと心底思います…。
ソックスザウルスさん、お久しぶりです。この季節、丸1日放置した食物はヤバイです。一人暮らしだとついつい食べきれずに残してしまいがちになりますし。ゴキにも注意((゚д゚;))))




それでは私も一つ。

元彼と半同棲を始めたばかりの頃、彼の部屋の真上の部屋からは子供が走り回る足音が頻繁にしていました。
それは夜中になっても止む事はなく。時折聞こえる子供の泣き声と、ヒステリーに怒鳴る甲高い母親の声。日に日に母親の叫び声と子供の泣き声はひどくなり、虐待でもしているかのような様子にたまらなく心配になりました。
寝不足な毎日が続き、ある日意を決した彼が上の部屋の住人を訪れてみると…

(つづく)
No822-06/24 02:46
ソックスザウルス(CA34)
新しい部屋に移り、ガスコンロが設置された夜に早速豆腐とナメコの味噌汁を作る。
次の朝、その味噌汁を朝食に飲む。
そしてその晩。
味噌汁を火にかけて暖めている間にオカズの用意をしていると沸き上がる納豆の匂い。
それは鍋から立ち上る。
蓋を取ってみると中には…!味噌汁に白い幕がぁ!!うぁああ!
私にとって夕飯が「恐怖の味噌汁」に
No821-06/24 02:22
匿名御免(SA35)
(つづき)


図太いあいつも流石に怖くなったのか、と僕らは笑って、隠れようぜ、ということになりました。
階段の手すりの横など、階段から下りた地点からは分からない所に隠れて、おどかしてやろうとしたのです。
足音は、階段の上で止まりました。

ところが、いっこうに下りてくる気配がありません。
感付かれたのかと思って、みなでそいつの名前を呼びました。

しかし返事はありません。

その時の一瞬の緊張感といったら、それはもう息が止まるほどでした。

しばらくすると、そいつは何事も無かったかのように下りてきました。
なんと、暗闇の中一人でトイレに行っていたというのです。やっぱりそいつは凄いやつでした。

そこでみなで笑っていると、ある者が言いました。
「あの足音はなに…?」
三階に行っていたそいつも言いました。
「ああ、下で誰か走ってたな。二階の廊下見たけど誰もいなかったから下りてきただろ。誰だった?」
みな、凍りつきました。

足音を立てた誰かは、一階にも三階にも姿を表していません。

その時です。

--タン…タン…タン…--


階段を何かが下りてくる……僕らは、超ダッシュで逃げました。

(おわり)
No820-06/24 02:05
匿名御免(SA35)
第二弾、いきます。
これらは全て事実です。

あれは、中二の秋頃の話です。
その日は朝から昼にかけて雨が降り、僕の所属している野球部のグラウンドが使えない状態でした。なので、学校内で筋力トレやランニングを行いました。

うちの中学校はA棟、B棟に分かれていて、一・二年生はB棟です。

時間は、八時くらいでした。
いつも一緒に帰るグループの一人が、教室に忘れ物をしてきたというのです。
そいつは神経が図太いやつで、一人で、しかも電気も付けずに三階の教室に行ってしまいました。
当時から、この学校は何かがいるという話は知れ渡っていて、三階へ行ってしまったやつを待っている間は、嫌な予感というか、妙な胸騒ぎがしていたのを覚えています。

怖さを紛らわすため、みなで談笑していた、その時でした。


--タッタッタッタッ--


二階の奥の方から、誰かが走ってくる音がします。その音は、だんだんと大きくなってきます。


(つづく)
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