PiPi's World 投稿小説
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No418-05/26 21:43
荒廃(TS34)
陽が落ちて
僕は
何も語らず
ただ明日を待ってる

始まりはいつだって唐突で
結論は遥か時の闇の彼方

44℃の中
膝を抱えて
ただそれを待ってる

終わりはいつだって曖昧で
言葉は明日を揺らす事は無い

僕は目を閉じ
耳を澄ませ
光が射すのを
見逃さない
各々の重さを計り
その時に備え
僕は夢を作る
都合のいい夢を作る
No417-05/26 14:55
ラーレ(F902iS)
覚えているかい?
君と僕の秘密基地

夕日が好きな君のために
僕が見つけたとっておきの場所

夜空が好きな君のために
僕が必死で探した特別な場所

夕日にそっと肩寄せ合い
夜空にそっと抱きしめ合った

あの日の僕
あの時の気持ち

もう一度だけ
チャンスをくれないか

僕と君の秘密基地

今度はちゃんと伝えたい

今の僕の気持ち
No416-05/26 11:19
Dyuo(SA34)

役目を終えた電話ボックス
一匹のネコが雨宿り

世界を濡らすカーテンの中
まるでそこだけ別世界

ネコは微笑み人間達を嘲笑う
誰もネコに気付きはしない

強い雨に打たれて
私はネコを見付けたの

尻尾が揺れて私を誘う
『ねぇ、あなたも寄ってけば?』
No415-05/24 01:22
コルト(V903SH)
『shadow』


ある晴れた昼下がり
僕は今日も遊んでいました

沈む夕日に照らされながら
僕は延々と遊び続けました


オレンジ色の天使は
間もなく地平線へ墜落し

ネズミ色の満月が
すらーっと空でホバリング

悲しいことに
友達は消え
僕は
独りぼっちになってしまいました

駆け抜ける暗闇に
僕の涙を持って行かれ
意味を成さない月光が
僕の気力を吸い続け



影はいつでも
僕の傍にいてくれます
また
明日も
No414-05/24 01:01
賢(P901i)
『〜ブラック』     
スカーフの似合う
君はエスパー

悪と戦ってるのさ

たまに判断を間違って
民間人をも消し去る
だけど気にしない
だって正義の味方

世界平和のためには
犠牲もやむをえないのさ


孤独の似合う
君はエスパー

子供が憧れるのは
きっと恐いからさ

大人が嫌うのは
きっと強いからさ

悪役の登場に
いつも救われる


笑顔の似合う
君はエスパー

潜在能力は未知数

地球ごと吹き飛ばしちまえ
信号待ちの時に思う
だけど我慢する
だって正義の味方

女の子に振られても
島くらい沈めりゃ満足さ
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