PiPi's World 投稿小説
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No644-07/10 20:57
Dyuo(SA34)
迂濶だった。
ここだけは絶対出題されないとヤマを張っていたのに、バッチリ出題されているなんてあんまりだ。
さぁ、どうするか…
もうこれは、アレに頼るしかないだろう。

俺はシャーペンを握り締めて、祈る様な気持ちで机の上に放った。
カラカラと乾いた音が教室内に響き渡る。

さぁ、止まれ。
俺に答えを教えてくれ!

しかしシャーペンは、止まるどころかそのまま机の上を転がって床の上へ…って、シャーペン転がしても意味ねぇじゃんかっ!

そう、これは六角形の鉛筆でないと出来ない裏技。
いや、奥の手かな?
いやいや、最終手段だ。

学生諸君、テストの時には鉛筆の用意をお忘れなく!


次は【お忘れなく】でお願いします。
No643-07/09 04:41
零凱(N901iS)
跳ベナイ蝗虫ハ蝗虫デナイト思ヒマスカ。吠エナイ犬ハ如何デスカ。白イ鴉ハ鴉デスヨネ。ニホハナイ納豆ハ納豆デスカ。青イ薔薇ハ薔薇ナノデセウカ。他ノ生物ニ寄生シナケレバ増殖デキナイウイルスハ生物デハナイラシイデス。働カナイ働キ蟻ハヰルサウデス。今思ツタノデスガ、人ヲ人トハ思ハナイ人ハ人デセウカ。








怖…自分で書いてて何か怖……
次「うか」で。
No642-07/09 03:42
白い梟(811SH)
「度胸がねえなあ」
などと傍観者目線で篤は言いやがる。
オレは確かに恐怖に震えていたが、それよりも若干その言葉への怒りが勝り、篤に言い返した。
「てめえふざけんな! 跳んでみろこのヤロー!」
そう言ってオレが指差したのは、オレが立つ橋の欄干の遥か下に見える川。オレはいまからその、数十メートル下の川に飛び込まなくてはならないのだ。
「いやあ、オレは怖いから、やめとくよ」
全く他人事の篤は、飄々と笑いながら言う。
「ううう、もし失敗したら化けてでてやる」
我ながら縁起でもない恨み言を残しつつ、オレは再び下を眺め、息を飲んだ。
(ムリだ。怖い。やっぱり土下座してでも許してもらうしか……)
「早く跳べよ」
“ドンッ”
背中に、軽く衝撃を感じた。
「……え?」


『跳べ』で。
No641-07/06 23:58
リンク(P902iS)
>640より

グリップ内部は中空になっており、底面を捻ると開けられる造りになっていた。中には防水用のマッチが数本、釣り針、釣糸、棒ヤスリ等が収納されている。加えて、ネジ式に外れる底蓋は方位磁石になっているのだった。
「面白い装備だな、そのナイフは。ただ、ナイフ本来の能力はどうなんだ?ナマクラじゃあどうしようもないぜ」
猟師の頭領は、からかうような口ぶりで話しながらニムロドに目を向けた。ニムロドは微笑して、自分の髪を一本抜き、ナイフの刃に近付けた。
「見てて下さい」
そう言うとニムロドは髪の毛に軽く息を吹きかけた。髪の毛はしなり、ナイフの刃に触れ…切断された。
「剃刀より鋭くしてありますよ。いざ『獣』と対峙しても、使い物にならないという事はありません」
頭領は驚嘆の口笛を吹き、ニヤリと笑う。
「フム、一廉(ひとかど)の業物って訳だな」
そして言葉を続けた。
「じゃあ…残るはお前さんの度胸がどれだけの物か…だけだ」

Next→『度胸(どきょう)』で続きをお願いします☆
No640-07/03 16:40
カラソウジュ(N903i)
『悪魔にホレたような顔して。どうしたんだ、トニー?レッド・トップをヤリすぎて、とうとう頭がいかれちまったか?』なんて、のたまう我が相棒(ド腐れが頭に付く)にグリップで一発お見舞いしてから(痛え!!なんて騒いでやがったがムシだ)、辺りを見回す。………ワオ。ここはベイルートか?確か、イタリア北部の薄汚い町の薄汚い広場に居た筈だが。だけど、やっぱり錯覚せざるを得ない。なぜなら、辺り一面血と肉が散乱して地面が見えない。かろうじて、原型を留めている顔は見たこともない生物だ。
「で、ここはどこだ?」
知らん。知ってたら既に教えてる。
「……入り口にも書いてあったろうが。えぇと、何て呼んだっけか?あ、あぁ、そうだ、確か『シレント・ヒール』だ。」
「……とりあえず、ここから出るか。あとな、シレントじゃねえ、サイレントだよ。クソボケ。」
もう一度、グリップでひっぱたいてやった。


言葉が悪い文章ですいません(^o^; 『グリップ』で。
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