PiPi's World 投稿小説
[書く|編集|削除|古順]
[戻る|前頁|次頁]

No774-09/08 01:04
Sai(SH900i)
彼岸花ってなんか切ない感じがするのはきっと…

それにしても、お二人ともさすが文章がお上手ですね!!小説になってます!
それだけの内容を短くまとめるのはなかなか至難のワザですよねιι
No775-09/08 01:24
泰生(KCU1)
深い内容を持つものは、長い文になってしまうんだい!とか、現実逃避をしたがる男、泰生です。
昔、といっても1、2年程前に学校の恩師に聞いた怖い?話を一つ。

それは、先生が高校生の頃の話。
夏、野球部の合宿。
学校の合宿所。
そこで起こったミステリー。
その合宿所はけして広くはなく、部員全員が同じ部屋で着替える。
服を掛けておく場所も決まっており、其処にはマネージャーが用意しておいた部員数分のハンガーが引っかかっていた。
しかし、先生はあることに気付く。
ハンガーが一人分多い。
No776-09/08 01:32
泰生(KCU1)
続き

先生は、その時は気にも止めなかった。
きっと、マネージャーが勘違いしたのだろう。
その程度に思っていたから。
時は食事時、場所は食堂、そこでまた奇妙な出来事が起こる。
皆が食事を始めしばらくすると、食堂の入り口のドア、それが勝手に開き、閉じる。
その食堂には風はない。
何故、開いたのか?
先生が、その様なことを考えていると、近くの先輩の言葉が耳に入る。

今年も、やっぱり来たのか…

異様に気になる言葉。
しかし、その言葉の意味をその場で先輩に聞くことはしなかった。
No777-09/08 01:40
泰生(KCU1)
また続き

夜、皆が寝静まった頃。
ふと、先生は、目を覚まし、周りを見渡す。
人の気配、周りが人だらけなのだから在って当然。
しかし、動き回っている人はいない筈なのに、その気配は動き回る。
先生は、無性に怖くなり寝ようとする。
しかし、奇妙な違和感。
何かが寝る前と違う。
何が?
先生は、恐る恐る目を開け、もう一度、部屋を見渡す。
…さっきまで、一つ残っていたはずのハンガーが無くなっていた。
先生は、今度こそ本当に怖くなりすぐに眠る。

翌朝、もう一度ハンガーを確認すると、一つ余っている。
No778-09/08 01:47
泰生(KCU1)
またまた続き

その後、先生は、先輩に全てを聞く。
5年前、合宿中に死んだ部員がいたということ。
それ以来、野球部の合宿では奇怪な出来事が起こるようになったという事。
一つハンガーを余らせないと、夜、ハンガーを探し回る男の姿を見るものが出てくるということ。

先生は、思う。
きっと、その部員はまだ一人で練習をしているのだと…



…いや、別に777(スリーセブン)にひかれたわけじゃないですよ。
ただ、ふと、思い出したから書いただけで…
<書く|編集|戻る|前頁|次頁>