雑談BBS
No791-03/04 00:51
男/久遠
HI38-uPNRwuJw
「…はっきり言って、意味がわからん。
結局二択になったんなら確率は五分五分だろ」
「それは違うのだよ」
私は白のチョークで黒板に十個の箱を書く。その内一つには黄色いチョークで内側に☆を。
「この箱にそれぞれ1〜10の番号がふってあるとし、景品が入ってるのは3だとする。
君が1を選んだ場合、その時点で君が選んだ箱に景品が入っている確率は何だ?」
「景品が3に入ってんなら確率は0だろ」
「………」
私は無言で☆を消す。
「……訂正しよう。
どれに景品が入っているかわからないとし、1に景品が入っている確率は何だ?」
「10%」
「その通り。ならば…」
私は1と3だけを残し、他の箱を消す。
「君が1を選んだ後に3だけを残して他の箱を全て開けて見せた。それらが全て空だったとき、3の箱に景品が入っている可能性は100−10で90%だ。わかるか?」
私の説明に、男がかすかに頷く。
「お前の頭はどうかしてるというのが」
私の手から勢いよく放たれたチョークは、男の額に向かって一直線に飛んでいった。
この問題はいつ聞いても不思議です…。
昨日ようやく理解できました(^_^;)
次は『チョーク』で。
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