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雑談BBS

No690-09/16 15:06
男/クレイモア
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「異議を唱えるような不利益は、一つもないはずだが?」

肩にしなだれかかった、大人の色香漂う女性が、酔う程に甘ったるい声で囁きながら俺の下腹部をさする。

「それとも…私達と一緒になるのが、嫌なのですか?」

腕にしがみついた、清楚な雰囲気を纏う少女は、保護欲をかきたてるような瞳で俺の顔を見上げる。

――確かに、不利益はない。それに、二人が嫌いなわけではない。むしろ大好きだ。

しかし、出来過ぎてはいないだろうか。

片や、今話題の新興会社の社長。片や、国内でも指折りの財閥令嬢。
俺にとっては雲の上の人に等しいような存在の二人が、彼女いない歴=年齢の冴えない俺に揃って惚れたなんて。それも、二人は大の仲良しで、昼メロのような展開などなく、「三人で一緒になりましょう」なんて結論に至るなんて。

「…ずっと一緒に…いて欲しい…」
「貴方の傍に…いたいのです…」

二人は益々体を寄せてくる。

――これは…何の意図があって、こうなっているんだ…?

朦朧とする意識の中、俺は今の奇妙な事態を嘆いた。


…さあ、かれはどうなるのでしょう?
次は、「奇妙」でお願いします。
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