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ダンジョン王の日記
官能リレー小説 - ファンタジー系

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ダンジョン王の日記 64


713年2月15日 晴れ
闘技場で負けた双子の美少年剣士をタコの魔物に襲わせたら、客がドン引きして帰っていってしまった。
どうやら客のニーズを読み違えたらしい。美少年の触手責めというのはコア向け過ぎたようだ。
ニナや一部の客は大いに興奮していたが、大衆受けしないなら集客企画としては失敗である。
人間対魔物の試合自体は客ウケが良いので、次から双子には普通に試合をさせ、試合後はとっとと舞台袖に引っ込んで貰うとしよう。

713年2月17日 曇り
今日は何人かの冒険者に魔物の生け捕りを個別に依頼してみた。
捕まえて貰うのは、地下二階に入れる賢く強く集団行動が可能な魔物だ。
買い取り値は通常の三倍、一定以上の強さの魔物は言い値で引き取ることを約束する。
一部の変わり者の冒険者には依頼を断られたが、快く依頼を受けてくれた者もいたので特に問題はない。
雇った女剣士に教えて貰った腕利きの実力者への依頼なので、近い内地下二階に入れる魔物が入荷されるはずだ。
今から楽しみである。



713年2月19日 晴れ
今日は思いついて、ちょっと趣向の違うカードを組んでみた。
双子の美少年剣士を、最近手に入れたサキュバスキャットと呼ばれる猫耳の女の子モンスターと2対2で戦わせてみた。
これが思わぬ接戦になり、観客は大いに沸いた。
1時間を越える試合となったがサキュバスキャット達が試合を制し、クレイグ、アールスの兄弟はそれぞれサキュバスキャットにのしかかられ、彼女達は2人の上に跨って淫らに腰を振っている。
触手の時のようにドン引きされるのではと内心気を揉んでいたが、意外と客席が盛り上がったので一安心である。
半ベソをかきながら頑張った双子にはファイトマネーを弾んでやるとしよう。

追記・懲りずに触手モンスターを双子にけしかけようとするニナを止めるのに苦労した。




713年2月20日 晴れ

喜ぶべきか?待望の地下2階の住人たるべき強力なモンスターの最初の1体が手に入った。
太古の賢者がガウジィーラなる巨大な怪獣と薔薇などの植物、それに人間を組み合わせて造ったという伝説のある、バイヴォランティアなる希少なモンスターだ。

何でも、これでまだ幼生で、成長すると文字通り山のように巨大に育つらしい。そして人間並みの知性も持つらしい。
非常に強力ではあるのだろうが、育成と戦力化と維持は大変そうだ。
だがこのハンニバルに不可能は無い。
何としても使いこなして見せようではないか!

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