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洞窟
官能リレー小説 - 同性愛♂

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洞窟 2

ここで暮らしていた、というよりはミノタウロスを発情させるためにあえて描かれたような感じだ。
洞窟に生活した痕跡がないからだけではなく卑猥な絵が妙に生々しく数も増えてきているからだ。
彼等の肉体美や男根を詳細に描いた絵は生活の場に描くようなものには見えない。
バダイアスの指輪が僅かに光る。その指輪は特殊な石で出来ており、魔力を関知すると光るようになっていた。
バダイアスがその指輪を奥の方に向けると光り方が少しだけ強くなった。
「奥の方に何かあるらしい。もしかしたらミノタウロスがその奥に監禁されているのかもしれない」
生活感が無さすぎることによる飛躍した予想ではあったが実は当たっていた。
赤いビキニだけを身につけたミノタウロス達がたった一人の少年に怯え、部屋の隅に追いやられている。
部屋にいる者の中では一番強そうな体格のミノタウロスが両手を縛られて部屋の中央に吊るされていた。
彼の顔にはクラゲかヒトデのような魔導生物が貼り付けられており、伸びた一部は口から体内に侵入していた。
その効果で彼は全く抵抗しなくなっている。
一番強いリーダー格を簡単に無力化され彼等は完全に心が折れていた。少年など簡単に倒せそうな筋肉質でありながら部屋の隅から動けない。
少年はリーダー格のミノタウロスの背後に回り込み、彼の局部を覆う赤い装備に指をかけた。
そして、一気にずり下ろし仲間の雄牛に彼の性器を見せつける。
「君達の群れの象徴だった男を破壊してもいいかな?」
その言葉にミノタウロス達は悲鳴をあげ、震え上がった。
「されたくないんなら僕に協力してよ」
ミノタウロス達はしぶしぶ同意した。
「君達の族長ベルナーユの頭に張り付いた物を外すにはね…」
少年の指示に従いミノタウロス達はベルナーユを隙間なく取り囲んでいく。
「陣形を組んだぞ、これからどうしたらいいんだ」
群れの二番手らしいミノタウロスが顔だけを向けて少年に聞く。表情には戸惑いと敵意が全面に出ていた。

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