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それでも彼女を愛し続けること
官能リレー小説 - 年下

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それでも彼女を愛し続けること 27

「お前の事だから赤ちゃんが死ぬような事はしないと思うけど、ちゃんと検査とかは受けてるのか…?」
「それは大丈夫。ちゃんとしてるよ。堕ろすつもりは無かったから、先にお兄ちゃんかお父さんに言うつもりだったけど、お母さんに先にばれちゃって…ごめんなさい…」

皐月が出して来たのは母子健康手帳。
開いてみると、これまでの検査結果なども書かれた本物だった。

出産まで七菜子さんの家でお世話になることとなり、俺は表向きは事務員でも実質ヒモ以上に迷惑をかける事となる。
皐月も無事出産できたが、これから子育てが問題となり素直に喜べない。しかし、七菜子さんのクリニックに来ている不妊の夫婦に養子に出すこととなり、離乳できた時点で引き渡された。
いろんなことが瞬く間に過ぎ、ちなみと皐月も成人式を迎えたが着物姿を撮影するだけで終えた。
ちなみが未成年でなくなったことで、計画通り顔出しNGでAVデビューが実現する。黒い全頭マスクと爆乳という組み合わせは珍しくないし、日焼けでギャル化も可能だ。

「ちなみ、忙しくなったんだね」
「俺が血も涙もないやつに見えるか?これがあいつのためになるんだ。今では調教は過去のものだし、セックスも撮影のための演技になれば、彼女の中で関心も下がる」
「お兄ちゃんがそう言うなら信じる。赤ちゃんはいなくなったけど、家には戻れないし・・・ちなみがいない間は、私が・・・」
そうリビングで話していると、ちなみの妹の佳奈美ちゃんが入ってくる。
彼女も今では同居人の一人だ。

あの皐月妊娠発覚のすぐ後、佳奈美ちゃんが援交で補導された。
彼女は初めてであったが、そのショックで義母さんが倒れてしまい入院。
義父さんに頭を下げられ、俺の所で引き取る事になった。

「どうしてそんなことを・・・」
「沢山エッチな事したら・・・お姉ちゃんみたいに愛されるのかなと・・・」

やはり彼女も壊れてたんだろう。
多分、佳奈美ちゃんにはぼかされて伝えられてるだろうが、あの5ヶ月間ちなみが陵辱されていた事もその後の生活も薄々感じてはいたんだろう。
性への興味が悪い形で出てしまったのかもしれない。

「お姉ちゃんの事は・・・大好きで・・・憎い・・・どうして私じゃなくお姉ちゃんなんですか・・・」

ちなみが奴らを恨まないどころか懐かしがってる様子さえあり、更に言えば雄吾のメスのままであることも感づいているのだろう。
佳奈美ちゃんの好意には気づいていたが、俺にとっては妹が一人増えた的な捉え方しかしてなかったが、彼女はそうじゃなかったのだろう。

そんな佳奈美ちゃんを周囲からは抱いてしまえと言われた。
それは七菜子さんや心さん、ちなみや皐月からもだ。
今のちょっと行きすぎて歪んだ興味で男を覚えるぐらいなら、俺が教えてやった方がよいと言うのが彼女達の考えだった。

「でもそんなものは建前よ・・・きっと佳奈美ちゃんは陽毅くんが抱いたら陽毅くんしか知らない陽毅くんだけの女になるわ」

七菜子さんがそんな事を言う。
多分、ちなみの事を念頭に置いて行ってるのだろう。
ちなみの方は口にこそ出さないが、雄吾の巨根の虜になり俺のモノになりきれないからこそ、妹にその役目を託してるのかのように感じた。

結局、俺は建前を掲げつつ、俺だけしか知らない女をモノにしたいと言う欲望に身を任せてしまった。
何だかんだ言いつつ、俺もちなみの始めての男になれなかったばかりか、そのちなみは他の男の巨根の虜と言う事に精神的に疲労してたのかもしれない。

「今から佳奈美ちゃんを俺のモノにするからね 」
「はい、嬉しいです」

ベッドで抱き締めた佳奈美ちゃんは、どことなく拉致前のかなみにそっくりだった。

キスした時の反応もはにかんで初々しい。
なんだかちなみと初めてキスした時の反応だ。
キスを繰り返し、唇を離して様子を伺うと、自分からおねだりするように唇を近づけてくる。

「もっとキスしたい?」
「・・・したい・・・です」

自分から突き出した事にかなり恥じらい真っ赤になるのが可愛らしい。
そんな佳奈美ちゃんのぷにぷにの唇を存分に味わった。

そして、年齢不相応に大きな胸に手を伸ばす。
ピクリと身体を震わすが嫌がる様子は無い。

「佳奈美の・・・小さいから・・・」
「世間では爆乳だよ・・・比べる所を間違ったら駄目だ」

義母さんも大きいがそれは二人の母親だからだし、ちなみのは薬の影響もある。
それに周りには七菜子さんや心さんや皐月と言う爆乳揃い。
でも年齢を考えると佳奈美ちゃんのサイズは末恐ろしいレベルだ。

「特にちなみと比べちゃ駄目だ・・・ああはなってはいけないし、目指してもいけない」
「でも・・・お兄さんはお姉ちゃんが好きなんでしょ?」
「ああ・・・だけどああなって欲しくなかった」

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