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それでも彼女を愛し続けること
官能リレー小説 - 年下

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それでも彼女を愛し続けること 14

「キスどころか・・・」

ちなみは笑みを浮かべる。
ドキッとするような色気とどこかしら物悲しさを含んだ笑み。
以前の屈託ない笑みとは違った、今のちなみの笑みだ。

「陽さんに全てを捧げたいです」
「俺は、ちなみを全力で幸せにしたい・・・それだけだよ」

捧げると言うちなみに、俺はちなみにしてやりたい事で返す。
ちなみの笑みが以前のように戻るかは分からないけど、幸せな笑みを増やしてやりたいとは思う。
その俺に対して、ちなみはまた色気と物悲しさを含んだ笑みを浮かべ・・・
その笑みと共に決意を込めたような声でこう言う。

「今日は・・・陽さんに見て貰いたいものがあります・・・」

ついにきたか・・・
結婚した時の約束・・・
いずれちなみが心の準備ができたらあの5ヶ月間の事を語り夫婦で共有する。

それこそが俺達が乗り越えていく大事な事だったからだ。
正直、平静でいれる自信はないが、それを乗り越えないと俺達の未来は無いと思う。

「ああ、いつでもいいよ・・・よく決心してくれたね」

俺の言葉にちなみが無言で頷く。
それを知っても俺がちなみをどう見るかとか不安があったんだろう。
それでも決心できた事を評価したい。

それから身支度をして、軽く朝食をしてお腹がこなれた頃、ちなみにリビングに呼ばれた。

「今から陽さんに、私の処女喪失動画を見て貰います」
「ちなみは、それを見せて大丈夫かい?」
「はい・・・もう何度も見てますし・・・これ以外にもいくつもありますからいずれ全部見て貰おうかと・・・」

そんな動画を残してたのか・・・
奴らには反吐が出る。
ちなみがUSBメモリーをデッキに差し込んで、動画のファイル1つを呼び出した。

いきなり映し出されたのは奴らがイエーイとか言いながらのアップ。
そして全裸のちなみ。
手足を押さえられ、頬は赤く腫れ鼻血が出ている。
この動画のちょっと前に暴行されてるようだ。
場所は分からないが、どこかの建物の中のようだ。
少し薄暗くて倉庫のようにも見える。

「今からブチ込むぜー!」

奴らの中からそんな声と歓声が上がる。
そして奴らの中で大柄な男がちなみに近づく。
男が見てもびっくりするぐらいのデカいブツ。
俺のより遥かに大きい。
腕や背中にタトゥの大柄な男がちなみに覆い被さる。
ちなみからは『それだけはヤメて!』と泣き叫ぶ悲鳴が上がるが、男は『うるせぇ!』とちなみの頬をはたいた。

そして・・・

ちなみの悲鳴と共に巨根が捩じ込まれる。
男はそのまま気にせずガンガン腰を振る。

「やっぱ処女だなっ!いい締りだっ!」
「あががぁ!、ぎいぃっ!ひぎぃいっ!、ひぎゃぁぁっ!」

痛々しいぐらい泣きたいぐらい悲痛な叫び。
これはセックスではなく拷問だ。
男はピストンを緩めるで無くガンガンと突き続け、ちなみは泣き叫び揺らされる。
そして、男が身を震わせ・・・
ちなみの中に欲望を吐き出した。

男の竿にはちなみの血がこびりついていた。
そして大写しされたちなみの割れ目からは白濁液と血がごぼりと溢れてきた。

これは思った以上に酷い陵辱だった。
俺の喉はカラカラに乾き、目が充血して痛みを帯びる程だった。
だが、それは終わりではなかった。

「じゃあ、次の奴いけよ」

耳を疑うような言葉。
そしてちなみに近づいたのは、さっきの男に匹敵する巨根の男。
それがちなみに突き入れたのだ。
ちなみからは再び悲鳴・・・
もうやめてくれ、そう画面の向こうに向かって言いたくなるぐらいだった。
その俺にちなみがすっと手を重ねてくる。
恐る恐ると言った感じで俺はちなみを見ると、ちなみは微笑んでいた。
まるでこれがなんでもないかのように。

「痛かったですよ・・・死ぬかと思いました」
「途中で何か痛みが無くなってきたと言うか・・・家帰ったら何しようかとか宿題残り片付けなきゃとかそんなことばかり考えていました」

目の前で自分の陵辱劇が続く中でちなみは微笑む。
ここから始まった陵辱はいつしかちなみの中で当たり前になって行ったのだろう。
普通に戻ったのは表面的な事でちなみはこれで壊れたのだ。
奴らに壊されたんだ・・・

画面の中で3人目、4人目とちなみを犯して行き、5人目の頃にはちなみは壊れた人形のように振られるだけだった。
もう声も出てなかった。

「みんな陽さんみたいには愛してくれませんでした・・・」
「でも、思ったよりは優しかったです・・・」

ストックホルム症候群と言うやつだろうか・・・
ちなみの口からは奴らに対する怒りや復讐心めいたものは聞いた事が無かった。
ちなみの性格的な優しさもあるのかもしれないが、やはりあの5か月間の体験がそうさせてるのかもしれない。
それを知る事も、俺達のこれからの為に重要だろう。

俺はちなみを抱きしめる。
全ての陵辱が終わり、呆然と股を開くちなみの映像を前にして・・・

「陽さんとセックスしたい・・・」

珍しくはっきりとちなみから俺を求めてきた。

「画像見て・・・ちょっとイッちゃいました・・・」

そういったちなみの顔は欲情に彩られていた。
まさしく発情したメスの顔だ。

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