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それでも彼女を愛し続けること
官能リレー小説 - 年下

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それでも彼女を愛し続けること 12

「もう・・・もうっ、だめっ!・・・イキたいっ、イキたいよぉぉっっ!!」

もどかしげなちなみの声。
何度か身体を重ねたけど、自分からイキたいと言ったのは初めてだった。
俺はそれに応えるべく、身体を起こすと力強く奥へと突き上げた。

「これっ、これっ、これなのぉぉぉっっっ!!!・・・いいっ、いいっ!、オマ○コいいのっ!!」

抑えつけていた声を開放するちなみ。
淫らな身体になったとは言え、俺とのセックスはどこか抑え気味だったちなみ。
心さんや七菜子さんとの絡みの方がこんな声を出していたが、俺とするとかなり抑え気味だった。
七菜子さんによると、やっぱりそれは男女の違いと、ちなみが俺に持っているわだかまりだろうとの事。
俺が全て受け入れる覚悟を決めていても、ちなみはまだ受け入れて貰えるかと言う恐怖感があるのだろうと言う話だ。

だからそれはゆっくり払拭させていかないと駄目だろう。
それは七菜子さんだけでなく俺も同意見だ。

「いいっ!イイっ!!陽さんのおち〇ぽちなみのナカにガンガン来てるよぉおお!!!」
卑猥な言葉もためらうことなく欲望に素直になり絶叫するちなみ。
本当なら最初からこういきたいところだが、それではちなみのためにならない。
はじめはぐっとこらえて、クライマックスで一気に導いてやる…それが理想だと思った。

「ちなみ、出すぞ!」
「イクぅ!私もイク!!陽さんの、全部頂戴っ!!!」

俺はありったけの精をちなみに放つ。
ちなみは快楽に染まりながらも、幸せそうな顔で受け止める。

「きてるっ!、きてるぅぅっっ!!・・・陽さんのがっ!、チ○ポ汁がぁっ!、きてりゅうぅぅぅっっっ!!!・・・」

幸せそうな達し顔を見て、俺はちょっとだけホッとするのだった。
感じる気だるさも今日は少し心地よかった。



その後三度ほど交わり、たっぷりとスキンシップして俺達は眠りについた。
いや、正確に言うと眠った振りを俺はした。

俺が眠る様子を静かに確認していたちなみがモソモソと動き出す。
そして、押し殺したような吐息が漏れる。
ちなみがオ○ニーをしているのだ。

あの5ヶ月の肉欲の生活で、ちなみは淫らな身体になっていた。
それは俺達の想像以上で、どれだけセックスしても肉の疼きが癒えない程だ。
例え俺が一晩中ちなみを抱いても満足できない・・・
それが今のちなみの現状だった。

これは七菜子さんにも言われたが、俺一人の精力でちなみを満足させる事は物理的に不可能なようだ。
かといって我慢させると、どこかで欲求が爆発し、それこそ所構わず男を襲う痴女になりかねない。

つまり愛されると言う幸せで肉欲をカバーしてやる事が、俺が今やってる事なのだが、それでもちなみの疼きは軽くなる程度で無くなりはしないのだ。

俺に抱かれて、まだ満足してないと言うのはちなみの性格だと無い。
申し訳無いと思ってるから、寝てからしてる訳だ。
だからせめて、こうやってちなみが事後の自慰をする時は気づかぬ振りをしてやるのが優しさだと思う。

「あぁ・・・オチ○ポ・・・もっとオチ○ポほしい・・・陽さんに・・・陽さんにしてもらってるのに私・・・」

嗚咽混じりの声が微かに聞こえるが俺は寝た振りをし続ける。
頭では不可能と分かっていても、男として愛する女を満足させてやれない事は心が苦しい・・・
このままちなみに覆いかぶさって滅茶苦茶に突き回したい・・・
だが、それをすれば俺の方が潰れる・・・
泣きたいぐらい辛い現実がそこにあった。
でも愛すると、守ると決めた以上、こんなちなみも受け入れていかねばならない。

「ごめんなさい・・・陽さん・・・ごめんなさい・・・」

俺に詑びながら自慰にふけるちなみ。
ちなみがもそもそ動き、ゴソゴソと微かな音がする。
その音でちなみの手が脇に置かれた極太バイブに伸び、それを股間に宛がう様子が見なくても分かる。
そのバイブを入れると、ちなみの口から悦びのようであり安堵のような快楽の声が漏れる。

「ふといぃ・・・これ・・・いいぃ・・・」

俺への詫びは恐らく、今のちなみの頭の中でちなみを抱いているのは乱暴にも逞しいあの不良達かもしれない。
恐らくそうだろう。
ちなみの口からは、彼らに対する恨みや復讐心めいた言葉は出てきてない。
5ヶ月も身体を重ねてきたから、シンパシーめいたものはあっておかしくないし、心移りはないにせよ心残りはありえると七菜子さんが分析していた。
それには俺も同意だった。

「ああ・・・いい・・・いいよぉ・・・」

俺と愛し合う時とは違う声。
切なく苦しいが、肉欲にまみれた悦びの声。
それが今のちなみの素の声かもしれない。

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