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海外赴任
【フェチ/マニア 官能小説】

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家政婦との日常-1

明日から暫く仕事は入れてなかった。渾身的に働くエレナを休ませる為にも小旅行に行こうと思っていたからだ。仕事帰りに幾つかの代理店を周り、高級リゾートホテルの仮予約を済ませ、一方で完全個室の離島の豪華ペンションも仮押さえして帰路に向かっていた。どっちにするかはエレナに決めさせてあげようと思っていたからだった。

「おかえりボス。夕食の準備はできてるわ。湯船もOKよ」

扉を開けると、完璧に躾を覚えたエレナがカクテルドレスにクリスタルパンプス姿で迎えてくれていた。イタリア製の105パンプスはブロンドの髪を波ウェーブで巻き上げたエレナに相応しくシルバーのクリスタルビジューが圧倒的な美しさで輝いていた。

「まずは水を頼む。暑くて敵わないよ」
「OK。冷えたボトルを用意しておくわ」

ジャケットを受け取ったエレナは、長廊下を優雅な脚取りでリビングに向かって歩いていた。豪華なドレススカートで颯爽と歩く姿は見上げる程の背丈で大人の色気を放っていた。

溜息がでる美しさだった。可愛らしい21歳の唇は薄いピンクのグロスで潤っていた。長廊下を歩く生々しい脚線は若々しい艶を保って括れるウエストに向かって弾むように揺れていた。

「どっちにするの?」

冷えたボトルをテーブルに置いたエレナは、メッシュ刺繍の胸元を風船のように引き伸ばした豪華な身体でギブソンタックのブロンドを整えながら微笑んでいた。

「でかいなぁ」
「どっち。胸かしら?」

明らかにからかっているようだった。おどけるように手のひらに納まりきらないデカい胸を寄せ集めて笑っていた。

「本当にでかいなぁ」
「JpanだとJカップよ。細いのに凄いでしょ」

苦笑いしかできなかった。クリスタルパンプスのヒールは10cmを超えているだろう。これだと僕より背が高いことになる。見上げるエレナは圧倒的な色気で僕を見下ろしていた。

「先にSEXしてからにするよ」
「OKよ」

嬉しそうに笑ったエレナは、ダイニングに戻り火元を確かめながら誘うようにウインクを魅せてその時に備えていた。

「どこでする?それとも犯すの?」

慣れた仕草で胸元を正しながら、これから始まる性行為に備えて瞳が危うい歪みで自身を点検するように眺め始めていた。
生々しい太腿に長い腕を伸ばして手のひらで張りを確かめ、クリスタルビジューの爪先を揃えてリビングの柱の横に立ち止まったエレナは何も言わずに僕を見下ろしていた。その瞳は危うい光で全てを受け入れる準備が出来たことを教えてくれていた。


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