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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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朝食-1

脱衣所からは
洗濯機をまわす音。

キッチンでは
コーヒーを入れる為の、
火にかかっているやかん。

いつもの2人の朝の時間だ。

タクミはいつも
キッチンの隣の部屋に
置いてある茶色のソファーに
座り、ぼんやりと
テレビを観るのが日課だ。

寝癖のついた頭で
スマホもチェックしながら
テレビのニュースも観ている。

ちづるは、
もうパジャマから
洋服に着替えていた。

上は白のTシャツに、
下は部屋着用の
短い黒のスカートという
ラフな格好をしている。

長い髪を後ろに1つで結わき、
キッチンで朝食の準備をしながら
テレビを観る。


タクミは上下黒の部屋着のまま
テレビを観ながら
別の事を考えていた。

ちづるが寝言を言ってた時の事を
考えると、どうしても
笑いが込み上げてくる。

自分が寝ていたら、それに
気がつかなかっただろうと思うと
今日の朝の事はラッキーだったと
改めて噛みしめていた。

テレビのニュースでは
女性アナウンサーが今日の天気を
伝えている。


「 、 、 、 、 ふ 」



      動画もバレてないし


  ほんっと〜〜 面白かった


    絶対

  エロい夢 みてたよな

        で、。

  
   絶対 チビってた

    夢の中で イッたのかな 



「 、 、 、、 ふ 」



     ちづちゃん


        ちびり 





その時、ちづるは
いつものように
タクミに声をかける。


「コーヒー、入ったよ。
    置いとくね。 」 



「 ぁ、ありがとう。
    ちびりちゃん。 」


「、 !?  」



「 ぁーー 間違えちゃったぁ〜
  ちづちゃん、ありがと  」



「、 、 、 、、。 」



ちづるは
何か言おうとしたが
言葉がみつからずに、やめた。

黙々と朝食の準備や
洗濯物を干す作業などを続ける。

タクミはソファーから立ち上がると
キッチンに来てテーブルのイスに
腰掛ける。


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