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仮面の魔物 〜 乱れ狂う生贄は
【熟女/人妻 官能小説】

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第五章 暴れ牛-1

 魔物は肩と胸で大きく苦し気な息をしている。
 穏やかで恥ずかしがり屋の妻、ユリネの信じられない姿に、僕はまだ衝撃が収まらない。
 確かに見た。それは事実だ。ユリネが他人に見られながら自分で…。
 「スイギュウよ、前に。」
 それまで無言で事の成り行きを見つめていたスイギュウの仮装をした大男が、ヤギの指示にしたがってユリネの足元に歩み寄った。彼は村長の長男で、次期村長候補だ。
 スイギュウが仮装の前を開いた。ユリネは彼のその部分を仮面越しに見つめている。
 スギュウは祭壇に上がり、膝立ちで魔物の両足を肩に抱え上げた。
 そして、右、左、と膝で歩いて前に歩み、魔物に体を被せた。
 「くっ…。」
 もう十分に辱められたというのに、今度は他の男に犯されるのだ、僕の妻が。
 スイギュウが腰を浮かせ、反動で深く沈めようとした。
 「ん?」
 彼の動きが止まった。そして、僕の方を振り返った。
 「なんですか?」
 「ん、いや…。」
 再び魔物に向き合ったスイギュウは…。
 「ふんっ!」
 一気にユリネを貫いた。
 「かはぁっ…。」
 魔物は苦悶の声を上げると同時に祭壇の上でズリ上がった。相当な重い衝撃をその部分に与えられたのは間違いない。体の痺れに耐え切れず、震える手を空中に彷徨わせている。
 そんな彼女に低く穏やかな声で彼が告げた。
 「案ずるな。すぐに終わらせてやる。」
 スー、フー。
 スイギュウが深呼吸を一つした。そして。
 「はあぁっ!」
 「あうっ…。」
 「ふんぬっ!」
 「んあぁっ…。」
 壊れるのではないかと心配になるほどユリネはガクン、ガクン、と揺さぶられている。しかし、スイギュウが両肩をガッチリと掴んでいるので、もうズリ上がらない。それは、衝撃を逃がすことができないという事を意味する。
 「はあっ、はあっ、はあっ、はああっ!」
 「ああ、あうっ、あはぁ、あぐぅう…。」
 まさに暴れ牛の様な激しい責めを受けているユリネの声が、苦悶から徐々に変化していくのを感じた。
 「ふんっ、はあっ、はあっ、はああっ!」
 「あはぁ…、はあぁ、うふぅうん、んんんん…。」
 しかも、スイギュウの腰を掴み、自分からぶつかりに行き始めた。
 そして。
 仮面の横から涎の様なものが一筋垂れた。
 「ユリネ…。」
 オオカミが俺の肩に手を置き、囁いてきた。
 「…カボチャよ、今のは聞かなかったことにしてやる。だからいい加減受け入れろ。魔物は悦んでいる。お前以外の男に乱暴に突きまくられ、我を忘れて快楽を貪っているんだ。」
 僕は黙って俯き、ゆっくりと二回頷いた。
 「分かっているさ。見れば分かる。」
 痛いわ…小さく微笑みながらユリネはそう言った。
 ゆっくりと、ゆっくりと。優しく往復してあげないと、彼女は痛みを訴えてくる。
 入れるときは特に繊細さを要する。激しく突かれることを望むなど、ただの一度も無かった。
 「なあ、せめて見守ってやらないか、彼女…魔物が浄化されるのを。」
 僕はオオカミの言葉が終わらないうちに、カボチャの仮面の裏側に二筋の涙を流した。
 スイギュウが、魔物の両足を抱え上げたまま、ひときわ高く腰を上げた。
 ユリネ…。
 「浄化。」
 ズン。
 「あ…」
 魔物は糸の切れた操り人形の様に脱力し、ガクン、と崩れ落ちた。


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