投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

ママはサキュバス
【ファンタジー 官能小説】

ママはサキュバスの最初へ ママはサキュバス 6 ママはサキュバス 8 ママはサキュバスの最後へ

第二話:ママの元婚約者が現れた-1

 その夜・・・

 私は、お仕事から帰って来たパパに、食事をしながら昼間の事を愚痴ってみたの・・・

「ハハハハ、それは災難だったねぇ、千聖?」

「でしょう!?」

 パパが同意してくれた事で、私は我が意を得たりって感じで、何度も頷きました。ママは、恥ずかしそうにしながら頬を膨らませ、

「もう、千聖ったらぁ・・・ダーリンに告げ口する何て、狡いわぁ」

「まあ、この時期のハ二ーは、精気を養わないと、これからに響くからねぇ・・・」

「そうなのよ、本当は・・・ダーリンや千聖に申し訳ないなぁって思っているのよ?思っているんだけど・・・サキュバスの本能には逆らえないって言うか」

 ママはそうポツリと漏らしたんですけど、ちょっと寂しそうでした。心の奥底では、パパや私に申し訳ない気持ちがあるんだなぁと、この時私は分かった気がします。そう思えてくると、パパとママって、本当に心から愛し合っているのが、私にも伝わってきました。パパとママって、本当に仲が良くて凄いと思うけど、折角の機会だし、私は思い切って、二人の馴初めを聞いてみる事にしたの・・・

「ねぇ、パパ、ママ、二人はどうやって知り合ったの?」

 私に聞かれたパパとママは、思わず顔を見合わせると、クスクス思い出し笑いを始めました。私は二人の顔を交互に見比べ、

「アァァ!?二人で思い出し笑い何かしてぇ・・・私にも教えてよ?」

「知りたい!?ダーリンと出会ったのは、17年前のハロウィンの日だったのよ」

「エッ!?ハロウィン?」

「そう、ハロウィン・・・」

 最初にママが、馴初めを語りだしたの、ママの話によると、17年前、ママは、ママのママ、つまり私のお婆ちゃんに、無理やり決められた婚約者の事が嫌で、人間界に家出したそうなの・・・

「私のお母様は、サキュバスの女王をして居てね、それは怖い人だったわぁ・・・だから、最初はお母様の言う通り、インキュバスの王子と結婚する気では居たんだけど・・・彼、極度の早漏だったの・・・別に彼とエッチした訳じゃないのよ?彼ったら、私やお母様の容姿見ただけで、何度も射精する有り様で、こんなのと結婚するのはイヤァァって言って、そのまま魔界を飛び出したの」

「エッ!?魔界?」

「そうよ、ママは元々、魔界って所からこっちの世界に来たの。千聖も、漫画とかアニメで、魔界って言葉は聞いた事あるでしょう?」

「ウン」

 ママが言う通り、確かに魔界って言葉は、私も聞いた事ありました。おっかない姿をした怪物が、一杯居るって話でしたよねぇ・・・

「まあ、確かに怖い容姿をした魔物も一杯居たけど、大抵の魔物は、私達サキュバスのチャームで魅了すれば、言い成りだったわよ?・・・そうそう、ダーリンとの出会いの話だったわねぇ?」

 ママは、話が脱線した事に気づき、慌ててパパとの出会いを語ってくれたの・・・

 ママは魔界を飛び出して、人間界に来たら、ちょうどその時がハロウィンで、コスプレした集団を見たママは、仲間が居たんだと思ったそうです。嬉しそうに近づいたママだったんですけど、

「でも、私のサキュバスの格好って、露出が高いでしょう?それで女の人達からは、目立ちたがり屋だって疎まれてねぇ・・・それでこの人達、本当は人間何だったんだって分かったのよ。人間界で騒ぎ起こして、もしも私のお母様の耳に入ったら、どんなお仕置きされるか分かったもんじゃないから、ちょっと離れた所から見物してようと、大きな木の上に移動したの」

「たまたま、パパはその木の下に居てねぇ・・・」

 今度はパパが語りだしたんだけど、パパは妙に顔を赤くしてたの・・・

「パパ、顔が赤くなってるけど!?」

「ハハハ、ちょっと恥ずかしくてねぇ・・・実はパパは、その木の下でオナ二ーして居てねぇ」

「ハッ!?」

 私は、思わず我が耳を疑いました。ママなら兎も角、真面目そうなパパが、外でオナ二ーしてただ何て・・・


ママはサキュバスの最初へ ママはサキュバス 6 ママはサキュバス 8 ママはサキュバスの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前