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HAPPY HELLOWEEN 〜ハッピー・エロウィン〜
【学園物 官能小説】

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第9話『ハロウィン余興、トイレットペーパー・マミー』-1

HAPPY HELLOWEEN 〜 ハッピー・エロウィン 〜

第9話『ハロウィン余興、トイレットペーパー・マミー』



 残るは『トイレ・マミー』で残された全裸の少女達。 相変わらずパツパツに開口具を嵌められたまま、虚ろな視線を彷徨わせている。

 焚火が消えるのと入れ替わり。 ロータリーの真ん中に制服生徒が段ボール箱をもってきた。 一体何が始まるんだろう、と好奇心から覗いてみると、トイレットペーパーが詰まっている。

 ここで、

『3組生徒は、事前に説明した通りに行動すること。 全身トイレ・マミーになるまでは開口具を外すことも、通常カリキュラムに戻ることも認めません。 どのトイレでマミーになるかは、史性寮Bグループ生から指示をうけること』

 校門前に放送が流れた。 残った少女たちは、心なしか重たい足取りで段ボールからトイレットペーパーを一巻きとると、そのまま私たちに背を向ける。

(え? あれ?? 帰っちゃうの??)

 このまま『トイレ・マミー』とやらが始まるかと思っていたら、そういう段取りではないらしい。 少女達は開口具姿のまま校門に消えた。 

「ホントに帰っちゃうなんて、あっけない……。 これで終わり、か……」

「そうはいっても、あのコたち、これからが大変なのよ」

 余程私がポカンとしていたんだろうか。 年配女性が『トイレ・マミー』について教えてくれた。

 『トイレ・マミー』。 学園独自のハロウィン・ゲームで、専らハロウィンの罰ゲームという位置づけだ。 マミーに選ばれた少女は、これから日がな一日女子トイレに待機する。 第1ステップは、トイレにきた生徒が排泄した股間、肛門をトイレットペーパで丹念に拭くことだ。 トイレットペーパーは1回につき1メートルと決められていて、それより長いペーパーを一度でも使うと、最初っからやり直しだ。 そうして大小便が付着したトイレットペーパーで自分を巻き、足、頭、胸、腹、全身をグルグル巻きにする。 身体が拘束されるに従い、トイレで用を足した生徒を拭きづらくなるが、そんなことは関係ない。 トイレットペーパーを使い切った最後の1巻きは、自分の両腕を身体に巻きつけるために使う。 そうして汚物が付着したトイレットペーパーでミイラになるという醜態を晒し、トイレにきた生徒たちから許可を貰えば、次のステップだ。 ちなみに拭き方が雑だったり、トイレットペーパーで巻いた隙間から地肌が覗いたりすれば、当然最初からやり直しになる。

 第2ステップは、カビカビになった便塊付きのトイレットペーパーや膣汁で黄ばんだトイレットペーパーを一枚一枚丁寧に剥がし、開口具の中に只管詰め込む。 トイレットペーパーは水溶性なので、たっぷり唾液を絡めれば簡単に呑込めるから、マミーはトイレットペーパーを汚物ごと体内で清掃することになる。 とはいえトイレットペーパー一巻き分の唾液など簡単に出せる訳もない。 マミーは必死に唾を溜めるが、自力ではトイレットペーパー1切れを溶かすのが関の山だ。 涙を流しながら唾液を搾り、口腔粘膜中の水分を奪われカサカサになり、脱水症状に至ることで、外見も体内も『乾燥ミイラ』の実態に近づく。 ただ、そのまま脱水症状が進行すれば命にかかわるため、普通は女子トイレを訪れた生徒が尿で助けることになってはいる。 そういうわけで、第2ステップのマミーにとって、女生徒の尿は文字通り現世と命を繋ぎとめる聖水だ。 マミーに用を足す生徒の中には、脱水症状に陥って朦朧としたマミーの開口具を嵌めた口に向けて、尿ではなく大便を放つ猛者もいるらしいが、聖水ほどではないにしろ排泄物にも水気はある。 第2ステージに入って生命の危機に追い詰められたトイレ・マミーにしてみれば、ちょっとでも水気があれば全て御馳走に感じるそうだ。 

 なお、マミーの肛門は最大径のアナルプラグで封をしており、ペーパー全てを食したところで第3ステップに移る。 マミーの胃洗浄を兼ねて、また消化管を下水管に見立てて、詰まったトイレットペーパーを水洗だ。 開口具にピタリと嵌る『ラバーカップ』で、思いきり空気を送り込む。 極大アナルプラグを抜いたばかりの、完全に弛緩しきった肛門を直接排水溝につけ、一気に溶けたトイレットペーパーを排泄だ。 これ以上ない繊維質が一気に腸を駆け抜けて、頂戴な褐色の便が、場合によっては数メートルにわたって途切れなく排泄されるという。 『ラバーカップ』でマミーの喉から糞詰まりを解消すれば『トイレ・マミー』は終了だ。 第1ステージから第3ステージまで、平均して2日かかる。 その間マミーは排泄を許されず、食事も取らず(人糞、小尿は除く)、トイレットペーパーによる拘束の中脱水状態で放置される。

 ……私に説明してくれた年配女性によると、『トイレ・マミー』、学園に数あるペナルティの中でも10指に入る過酷さらしい。 口ぶりからさっするに、女性は『トイレ・マミー』の経験者っぽいが……そこは触れない方が無難だろう。



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