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HAPPY HELLOWEEN 〜ハッピー・エロウィン〜
【学園物 官能小説】

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第5話『ハロウィン余興、アップル・ダック』-1

HAPPY HELLOWEEN 〜 ハッピー・エロウィン 〜

第5話『ハロウィン余興、アップル・ダック』


 軽くファンデーションを塗って、夜道を歩く。 私のように娘を育てていない社会人は『全裸圏内』、つまり『全裸女性(例えば学園生徒、畜産業者、女体家具卸など)と接触する可能性がある区域』に住まわされることになっているが、私の場合、最寄りの『全裸施設』が学園だ。 学園正門まで、ゆっくり歩いても10分かからない。

 正門前のロータリーには既に大勢の近隣住民が集っている。 加えて、火が消えた可燃性ペイントが残っているグループと、開口具を嵌めているグループ、所在なげに固まっているグループ……パレードを終えて仮装を解いた裸の学園生徒たちも合流し、大した混雑だ。 私が人混みの端っこでぼんやりしていると、トテトテ、金環を咥えるタイプの開口具を頬張った少女がやってきた。 

「ほひっふ、ほあ、ほひーと!」

 舌足らずなハスキーボイス。 下乳にクリップで留めてある名札には『30番』とある。 

「しつれいひまふ……おじひを、おねはいひまふ」

 一語一語区切るようにゆっくり言うと、少女はその場に爪先立ちでしゃがんで顎をあげる。 いわゆる蹲踞(そんきょ)の体制で、ちょうど私を真下から見上げる格好だ。 常時全開を強制された口で少女が紡いだ、おそらく『お慈悲』という単語。 それが意味するところが何となく分かった。 私が顎をしゃくってもっと近寄るよう促すと、少女は蹲踞したままお尻をふってにじり寄る。 十分近くに来たところで、

 カッ……ペィッ。

 私は溜めた唾液に痰を絡め、少女の口めがけ唾を吐いた。 

 ベチャ。

 唾は狙いを逸れて少女の鼻にかかる。 少女は開口具の中から舌を伸ばし、舌先を震わせながら私が吐いた唾を舐めた。 これでは締まらないから、もう一度チャレンジ。 唾液を溜めるべく再び口を閉じたところで、少女も私の気配を察して動きを止める。 明るい月明りのもとで口腔上皮のくすんだ肉色が覗く穴は、造型的にも本物の痰壺と大差ない。 一度目に失敗したことを踏まえ、穴の奥で待ち構える舌を狙い、

 ペッ……ピチャッ。

 唾を吐く。 今度は上手く少女の口に収まった。 これで失敗したら、涎のように唾液を垂らして穴を狙うか、間近で唾を吐くより方法がない。 そういうあからさまな唾吐きはしたくないから、ホッとする。 少女も、ハロウィンの務めである『ごちそう』――目上の人物が分泌する体液・老廃物は、唾に限らず、学園生徒にとって『ごちそう』とされている――集めを1人分こなせて内心喜んでいることだろう。 

「あひはほう、ほはいまふ」

 開口具のせいで、俯けばせっかくの唾液が零れてしまう。 少女は蹲踞を解いて床に三つ指をつくと、めいっぱい顎をあげた不自然な体制のまま土下座した。 落ち着いた仕草、躊躇わない態度、どちらも十分及第点に達している。

「しょうがないなぁ……アンタにもごちそうしてあげるから、チャキチャキ動く」

「はひっ。 よろひくおねはいしまふっ」

 私の隣では、近所に越してきたばかりの大柄女性が、下乳に『33番』のネームプレートを備えた開口具少女を膝立ちさせ、跨いで尿を放とうとしていた。 顔と開口具の間に隙間ができるとどうしても尿が飛び散ってしまうため、膣を口に密着させなければならない。 ゆえに膝立ちした少女の顔が水平になるまで顎をもちあげ、少女の顔を椅子代わりに体重をかける。 私からは見えないが、使い込んで拡がった陰唇や、剥けた陰核や包皮が密着していて、少女は呼吸が困難なことだろう。

 少女は両手を背中に回し、プルプル、脹脛(ふくらはぎ)を地面に這わせ、背筋だけで大柄な女性の体重を支えている。 やがて、ブルッ、大柄女性が身体を震わせてくぐもった水音が響くと同時に、

 ゴクッ、ゴクッ、ゴクッ……。

 はっきりと上下する少女の喉、嚥下に伴う重低音。 あの調子だと容赦ない勢いで大量の尿を流し込まれているだろうに、少女は一滴も零さない。 普段の徹底した躾が伺われよう、というものだ。 

 放尿、唾吐き、鼻クソ塗り、恥垢落とし……そこいら中で似たような光景が並んでいる。 私が見た所、一番積極的に痰壺役・簡易トイレ役をになっているグループは、開口具グループだった。 最初から口を全開にして『ごちそう』をねだりにくるのだから、唾を吐く側としても気安さがある。 唾を嬉しそうに受け止めただけでは終わらない。 そのまま口を開けた体制でジッと次をねだられると、こちらとしても、しょうがない、あまり催していなくても尿くらいあげようか、という気分になる。 

 しばらくして、門柱のスピーカーから、

『ただいまよりハロウィン・ゲーム第1弾、『アップル・ダック』を行います。 来場のみなさまに於かれましては、リンゴ用プールを新鮮な御馳走で充たすため、何卒ご協力の程お願い致します。 なお学園生に連絡です。 各自が事前にいただいた『御馳走』を『計量』するので、至急寮前に集合してください』

 案内放送が流れた。 放送を潮に生徒が校門へ走り出す。 来客に跪いて口をアーンと広げている生徒も、最後の尿一滴、唾一塊を飲み干すと同時に全力ダッシュ。 皆揃って、狸並に膨らんだお腹が――特に開口具をつけた生徒たちは――大きく弾んだ。



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