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HAPPY HELLOWEEN 〜ハッピー・エロウィン〜
【学園物 官能小説】

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第2話『ドラキュラ娘の生理チョコレート』-1

HAPPY HELLOWEEN 〜 ハッピー・エロウィン 〜

第2話『ドラキュラ娘の生理チョコレート』



 コンコンコン。

 本日1組目の来客を応対し終え、寝室に戻ろうとした矢先のこと。 背後でまたもやノックが聞こえてソッと振り返ると、ガサガサ、ゴソゴソ、人の気配だ。 私は苦笑しつつ踵を返した。

 ガチャリ。 ドアを開けると、

「トリックッ、オワ、トリートッ」

 股下10センチのプリーツスカート、臍丸出しどころか乳首下5センチしか丈がないカッターシャツ、そして濃紺のリボンに『B29番』と名札をつけた女の子。 敬礼する姿勢は直立不動で、糸くず一本の乱れもない。 

 私の学生時代には、あんまり見かけなかったタイプだ。 自らを省みて思い出す同窓は、みんなオドオド、ビクビクしていた。 じゃあ学園生だった頃の私と目の前の女の子、どちらがいいかというと、体制に殉じていようが反抗心の発露だろうが、どんな形であれ胸を張って振舞う姿は清々しいと思う。

 敬礼娘は、片手に『十字架』を握っていた。 十字架は傍らの少女に向けられていて、少女は十字架に背中を押されるように、敬礼娘の半歩前に立つ。 踵まですっぽり覆った黒マントに、亜麻色の髪と肌色の顔がのっかっていて。 赤いアイコンタクトだろうか、燃えるような瞳をしていた。 ただ、マント娘の印象といえば瞳の色とは正反対で、堂々とした敬礼娘と対照的に、いかにも臆病で意志薄弱な雰囲気だ。 長い睫毛を伏し目がちにしばたいていて、口栓(マウスプラグ)を嵌めて中が丸見えな口許を見せまいとしてか、視線は私の足許に落としていた。 

 マウスプラグからは栓が抜いてあり、栓は顔からぶら下がっている。 口の奥には模造と思しき牙が映えていて、マント娘の仮装元はすぐに分かった。

 吸血姫。 別称『ヴァンピィ』『ヴァンピレス』『ラーミア』

 『強直症(受動的に一定の姿勢を取らされ続け、暗示・催眠によって動けなくなること)』を患った者を『死亡した』と判断して埋葬したところ、症状が緩和して動き出した。 これを『死者が蘇生した』と誤認したことから、棺桶から蘇るイメージが発展して吸血鬼が生まれた。 

 さて……問題はマント娘にお菓子をあげるかどうかだ。 余程のことがなければお菓子をあげるつもりではいるけれど、さすがに、ただマントを羽織って口栓を咥えたくらいのコスプレじゃ困る。 私の後輩にしちゃ程度が低すぎ、と言わざるをえない。

 私がお菓子を取りにゆく気配がないと見るや、

 ばっ。

 マント娘がマントを肌蹴(はだけ)た。 マントの下は、当然全裸。 全全全裸だ。  
 ただの全裸と違う点は、肛門に『剣の柄』が刺さっているところ。 よく見るとマント娘は、開いた口栓から舌を伸ばして尖らせている。 私はここに至って漸く彼女の意匠に気づいた。 ドラキュラ伯爵のモデル、ツェペシュ公にちなみ、彼女は『串刺し』を演出している。 自分の肛門に刺さった剣が、臓腑を貫通して口から出てきた、という塩梅だ。 だとすれば、なるほど中々考えている。

「……ひぇえ、わはひを、ふへはいははんへ、おおわあいへえ」

 開口した口栓越しに、マント娘がモゴモゴ話す。 舌の動きから察するに、彼女が言いたかったのは『ねえ、私を冷たいなんて思わないでね』。 吸血姫小説の一節と思しき台詞に続き、マント越しに砲弾型の乳房を掴むと、ゴシゴシ、ブニュブニュ、イングリモングリ。 乳房同士を激しく擦る。 乳房全体が充血し、胸の谷間が赤く腫れたところで、マント娘は私の足元に、えっちらおっちら、跪く。 そうしておいて、乳房で私の腿を挟んだ。 血行が増して摩擦熱を帯びた乳房は暖かかった。

「あなはの、あはあはい、いのひへ、わはひは、いひまふ」

 跪いたマント娘を、僅かに足を広げた敬礼娘が跨ぐ。 私の読唇だと、さっきの台詞は『貴方の暖かい命で私は生きます』、これも吸血姫小説からの引用と見た。 マント娘は乳房で私の腿も挟みながら上を向いた。 空いた口栓の先では敬礼娘が股間を晒し、ズリュッ、膣から何やら赤黒いモノが付着したガーゼ様の棒――つまりはデリケートゾーンを守っていた生理用品――を引き抜く。 途端に敬礼娘の膣口を通り、ポタリ、ポタッ、数滴の赤い滴がマント娘の口に吸い込まれた。 なるほど、生理の経血で命を繋いでいる設定なら、吸血姫を裏付ける。

「はっ……はっはっ……んっ……あむッ……」

 荒い息遣いとともに、舌を伸ばす。 ジワリと膣からにじみ出た経血を、ペロリ、ペロレロ、掬い舐める。 口栓の中央から舌を伸ばす様を見下ろすうちに足も暖かくなってきた。 



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