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調教学園寮夜話
【学園物 官能小説】

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第2話「乳首週間」-2

【手法】 〜乳首への愛撫要求〜
この期間中、後輩は積極的に先輩へ乳首への愛撫を懇願する。 ただし度が過ぎた懇願は、先輩側から見苦しく感じられた場合、指導対象になる。 乳首ばかり考える姿は性欲の俘囚であり、牝として最低限の慎みを放棄することは許されない。 具体的には、直接言葉で依頼する行為――『乳首を弄ってください』『乳首を掻いて下さい』『乳首を助けてください』等――があった場合、規律違反を認め厳重に指導すること。 あくまで後輩が先輩に慈悲を乞う場合は、視線、吐息、姿勢、誠意など暗黙の了解に基づいて行われるべきである。

【手法】 〜乳首への愛撫〜
先輩から手を伸ばしてもらって、後輩の乳首を刺激するような『甘え』は本末転倒であり、認められない。 先輩が後輩を愛撫する場合は、先輩の指に後輩が乳首を押しつける形式を遵守すること。 すなわち先輩が手を高くあげて乳首を摘まむ指使いをすれば、後輩は何とかしてその指に摘まんでもらえるよう、乳首を先輩の手に届かせる。 先輩が足の指で乳首を摘まむ仕草をすれば、後輩は地面に這いつくばって先輩の爪先に自分の乳首を持ってゆく。 先輩が机の角を指差せば、後輩は机の角に乳首を擦らせることで痒みを慰めてよいし、先輩が他の後輩の肛門を提供してくれれば、菊門に乳首を挿入して慰めて貰うことも可とする。 その際の後輩の姿勢としては、手は頭の後ろないし背後に組み、手を使うような横着してはならない。 後輩の側から全身で乳首をおしつけさせ、愛撫してもらう慈悲に感謝しながら痴態を存分に晒させること。

【備考】 
当該期間の間、後輩は常に乳首への刺激に飢えている。 従って先輩側としては、常に後輩からの有象無象のアピールに悩まされる。 最初の1、2日は苦痛なく相手出来るかもしれない。 けれど後輩としては、日が経つほど掻痒感が増すため、より必死になるわけだが、先輩としては乳首を弄る行為に飽きてくる。 逆説的だが、後半になってくると、延々と乳首への指導を求められる状況は先輩側にとっても負担になる。 

当該期間の間、節度を守って乳首刺激を懇願し、性感に耐えることが出来る後輩は稀である。 例えば舌で乳首を刺激し、クリームが舌について悲惨なことになる後輩や、期間中一睡もできず乳首自慰を繰り返す後輩が高い確率で現れる。 先輩が愛撫を止めないよう言葉で要求したり、突然号泣して哀訴したりと、本来上下関係を大切にするためのメニューなのだが、後輩が先輩に特定の行動を強要する場面に繋がりかねない場面もある。 こういった場面に出会ってしまった先輩は、後輩を厳しく注意、指導しなくてはいけなくなるわけだが、指導回数の面からいえば、この期間は指導回数が3桁を超える。 上級生が後輩の指導に手を取られ、絶え間ない懲罰が進行するため、寮の日常がストップすることは事前に考慮しなければいけない。

なお、対象を『乳首』から『陰核』に変えて細部を変更すれば、1つの新しいプログラムとして成立する。


 ……。


「……確かに、まともに我慢できる痒みじゃなかったっけ」

 少女は自分が体験した『乳首の痒み』を思い出していた。 痒くて、ムズムズして、ピリピリして、燃えるように熱い乳首。 相部屋の先輩がいる時は、延々と先輩にお願いし続けた。 言葉でお願いするわけにいかないため、カチカチに勃起した乳首をプルプル震わせ、一生懸命先輩の気を引き、歯を喰いしばって自分で扱きたいのを我慢した。 気が向いた先輩が乳首をデコピンしてくれた時など、天にも昇るような気持ち良さだったことを思い出す。

「……わたくし、後にも先にも寮監に叱られたのはあの時1度だけですわ」

 寮長も思い出している。 先輩が合宿でいなくなった日、真夜中にこっそり起きて乳首を掻いてしまったのだ。 とっくに就寝時間は過ぎているし、部屋には自分一人だけだし、絶対にバレないと確信しての行為だった。 ところが、どうやってバレたか知らないが、翌朝寮監に呼び出され……規則違反で『テルテル坊主』にされた。 『テルテル坊主』――寮の懲罰の1つだ。 ポンチョを被され、手足を縛られ、寮の屋根から丸1日ぶら下げられ、自分の行為を反省するという罰で、その間食事はおろかアナル栓と尿道プジーを嵌められて、排泄すら自由にさせては貰えない。 幸い(?)台風にぶつかったため、風に揺られて何度も吐いたが、雨風が乳首に塗られた性感クリームを流してくれた。 おかげでテルテル坊主の務めを終えた残りの期間は規則を守り、大過なく終えることが出来た。

「……向こうは指導のつもりかもしんないけどさ、こっちとしては、足元を見られただけって感じ」

 最初は直接乳首を摘まんだり、扱いたりしてくれていた先輩だったが、乳首に性感クリームを塗られて数日が経って、どんどん先輩からの扱いが雑になった記憶がある。 少女が忘れられないのは、4日目、プックリ弾けそうになった乳首をもてあまし、何でもいいから触って欲しいと願っていた矢先の出来事だ。 上級生が少女を屋外に連れ出し、指差した先には『畑』があった。 畑の野菜で乳首を慰めろということかと思ってよくよく見ると、パセリに密集する『芋虫』がいる。 少女は虫が大の苦手だった。 絶句して振り返るも、上級生には冗談をいっている風情はない。 結局少女は『芋虫』を乳首で触り、黄色い臭腺を出して仰け反る芋虫を通じて、乳首の痒みを慰めさせられた。 その後も『カマキリ』『セミ』『アリ』など、その辺にいる虫という虫を乳首に絡ませられ――アリに乳首を噛まれたときは少しだけ気持ちよかった――恐怖で失神するまで追い詰められた。 悪夢、としかいいようのない思い出だ。



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