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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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2択-1

タクミはうつ伏せで
頬杖をついて少しニヤニヤしながら
隣のちづる見つめる。

「さーぁ。どうする?
 エッチするか、
  俺の前でオナニーか。」 

「、 、っ  、、 」

   え 

  いつの間にか

   2択 ! ? 

    どうしよう 

 でも 選ぶなら やっぱ

    エッチ? 


「ぇーーと、、。んーーー、」


「っつーかさ。
最近1人で、してる?」

「 ぇ!?  ううん、 
  〜っ ぁの、、、
    してない かな。」 


「 嘘、本当下手っぴー。
 、 、 、、。
  んーーと。
   夕方?
  あとは夜、とか? 」


「 えっ!?  、なんで っ 」


    分かるの? 


「、、ふふっ 
なんで分かるのって?」

「 、ぁ 。」

「ちづちゃんの生活サイクル、
だいたいは分かってるからねー。
俺の居ない時間。
1人になれる時は夕方。
それか、俺がバイトでいない
   夜の時間。 でしょ? 」

「、 、っ 、」


「ふふ、、当たりだー。」

「、 、っ でも 〜っ
 タクミ君だって、、ぁの 
  一人で
 する時とかあるでしょ!? 」 

「んーー? 俺?
  最近はないなー。」 

「 っ!? 、、嘘 」

「いや、俺は。
 前も言ったけど。
 そんなに性欲強くないし。」

「 〜っ  、 、、」

「俺らがエッチの回数多いのはー。
 ちづちゃんが性欲強いからだって。
   前にも言ったじゃーん。  」 


「、 ! 、、、タクミ君は 」


    そうだ 大事な

  
   ここ 聞かなきゃ!


「ん?」

「タクミ君は性欲強い子と、
 弱い子 〜っ  
 どっちが、、タイプ!? 」


「 !  、 、、、 っ 」


   真剣な顔して

  本当 この人は 、、

 
  〜っ  やべ ウケる

   なんか 笑っちゃいそ 


「んーー? 難しいけど 
 俺はね、 ぇーーと 、、」

   あぁ なんか

  楽しい

   どっちって 答えようかな 

 
  『強い子』 ? 


   じゃあ つまんないし

   『弱い子』 ?

 
   それも

  ちょっと可哀想な気もするし 



ちづるは真剣な顔をして
ドキドキしながらタクミからの
返事を待っている。
タクミはちづるから目をそらして、
吹き出してしまいそうになるのを
堪えながらこう答えた。

「どっちだろーね。
 やっぱ、普通が1番かなー。」

「 ! 、 、、 。」



     普通 。

   って 

   じゃあ 私は ? 

  強い方  だから 

  ちょっと やっぱり
     抑え気味にすれば 

  タクミ君のタイプに

    近づける ? 

「さ、寝ますかー ね。」


タクミはそう言うと、
仰向けになり眠る体勢になる。
布団の中で「んーーーっ」
と、唸りながら伸びをする。

「 ぁ、。 本当
 寝なくちゃ  ね、、。」

ちづるはそう答えるが
少しの間、性欲について
考えていた。
しかし急激に、眠気に襲われる。

昨日まで1つの布団で寝ていた為
なんとなく落ち着かない。

タクミの枕の隣に
自分の枕を持ってきて
めいっぱいタクミに近づく。

タクミの匂いの届く位置。
タクミの方に身体を向けて
うずくまり目を閉じる。

そんなちづるを見て
ふっと鼻で笑いながら言う。


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