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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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布団-1

ちづるは知可子との
ラインでの会話を終える。

ちづるの家のリビングで、
いつものように
食後のコーヒーを飲みながら、
目の前にいるタクミをチラリと見る。

タクミは部屋着でソファーに座り
リラックスしている様子で
テレビを見ている。

パジャマ姿のちづるも、
なんとなく
テレビドラマを一緒に見ている。

しかしふと、
知可子に言われた事を思い出す。


「、 、 、、、。」


 知可子は私達の事
     普通の恋人同士だと
 
  思ってるのかなぁ 


   でも、 知可子は

   分かってない よね

  きっと 


「 ぁ、私。
 そろそろお布団ひいてくるね。」

「ん? うん。
 ぁ、そういえばさー。」

「 ん?」


観ていたテレビドラマが
ちょうど終わり
エンドロールが流れている。

タクミは
テーブルを挟んで対面している
ちづるに話す。

「布団て、1つしかないの?」

「 え? 、、布団?」

「うん。」

「 一応、2つ。 あるよ。」

「そっか。」

「2つ、敷いた方がいいかな?」

「っ んーー、、。
 そう だねぇ。
 俺、結構、寝相悪いっしょ?」


「んーー?
  、、、。
  まぁ、、 んーーとーー。
      少し。    」
   

「ふっ、、やっぱり?
 ちづちゃんも
 ゆっくり眠りたいでしょ?」

「んーー、、。 私は、
どっちでも。
 、、、でも、 うん。
 ちゃんと干してたし。
    今日は2つ敷くね。」

「うん。」

そんな会話の後、ちづるは
寝室に行き、布団を2つ敷く。

いつも使わない方の布団に
新しいシーツを敷く。

かけ布団のカバーも新しいものだった。

布団を敷き終えると
脱衣所に行き歯を磨く。

再び寝室に戻ると、
新しいシーツの敷いてある方の
布団の中に入る。

電気を豆電球にしてあお向けになる。

タクミは、
まだリビングで
テレビを観ているようだ。

豆電球だけの暗い部屋。

布団の中でスマホを持ち、
先ほどの知可子との
ラインでの会話を開き見る。


「、 、 、 、、。」


 知可子は 分かってない


  タクミ君の気持ち 


 『結婚してって、俺 言った。』


『由佳がきたって言ったじゃん?
  、、そんで手を、握られて 』 


  タクミ君は きっと

  毎日気持ちが 
    揺れ動いてる

 
  、 、、、そうだよ ね

  まだ 若いんだし

   そんなの 当たり前  

   



ちづるが仰向けでぼんやりと
考えていると、タクミが寝室に来た。

タクミは、
ちづるの隣に敷いてある布団に
入りながら話す。

「早いねー。」

「ん?」

「寝るの。まだ10時だよ?」

「 あ 。 本当だ、 」

ちづるは手に持っているスマホの
時間を見る。

タクミは、
手で頭を支え起こし
ちづるの方に身体をむけて話す。

「ねぇ。
なんで、今まで布団1つだったの?」

「 え? 、、 んーーー 
   そういえば そうだね。」

ちづるは
布団の横にある
充電器スタンドにスマホを置く。


「俺とー、
くっついていたかったんでしょ?」
 
「っ あはっ 
  でも、、うん。
   それも、あるかな〜。 」

「 も? 
 なんか他に理由あんの?」

「、、、ぅーーん、、。
    匂いがねぇ、、。」

「 ?」

「タバコの匂いが、
 少し、、してたから。」

「 え?」

「このお布団、、。
 あ、でも。もうさすがに消えてた。
 小まめに干してたからかなぁ。 」

「、 、、、。
  旦那さん、吸う人なんだ。」

「うん。」

「、、そっ か。
 旦那さん思い出すと、、。
   辛くなる、とか?  」


タクミは、少し気まずそうに
ちづるにそう聞いた。

ちづるは
きょとんとしてこう答えた。


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