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美紀子
【熟女/人妻 官能小説】

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抗い-1

 武史は屹立を前後に動かすと共に、ユックリと美紀子の尖りを親指の腹で擦り続けていた。
「ああ……いやぁ……」
 美紀子の声が高まってくる。
「だめぇ。……ああっ、もう……もう……」
 同時に、蜜壺が屹立をきつく絞り上げはじめたので、屹立が弾き出されそうにまでなってきていた。
 その時だった。
「いやあぁ……なにぃ……どうしたのぉ……」
 美紀子の喘ぎがおさまり、真顔になって武史を見た。
 武史は腰の動きを止めのだ。
「やっぱり、止めようか」
 不意の停止に美紀子は戸惑っている。そのせいか、目はまだ宙をさまよっている。
「ねぇ……」
 美紀子の腰が静かに前後している。弛みかかった肉壺がときおりヒクついて屹立にしがみついてくる。
「動かして欲しいのか?」
 武史が肉壺の中で屹立に力を込めて上下に動かした。
「いやぁ……」
「動かして欲しいって言え!」
 屹立が子宮の入り口を叩き続けている。
「いやぁ……うううっ」
「欲しくないのかよぉ」
 今度はユックリと腰を前後して、屹立で肉壺を擦る。
「ああああぁぁ」
 腰を十回ほど前後して静止する。右手はあいかわらず女の尖りを押し潰すように擦り続けている。
「言うんだよ」
「ひどぃ……いいい」
 また、武史は腰を激しく十回ほど使う。同時に凹むくらい尖りを強く擦る。
「いやぁ。言えない……うううう……」
「言うんだよ……さあ……」
 今度はゆっくり、ゆっくりと腰を動かす。
「ひどい……ねぇ……」
 眉根が寄っている。
「ねぇ……おかしくなりそう……ねぇ……」
「なんだ、はっきり言えよ。そうじゃないと、いつまでも終わらないし、いつまでもこれを続けるぞ」
「ううう……ああっ……はぁ……」
「終わりにするかな、そろっと……」
「いやぁ……このままじゃ、いやぁ……ねぇ、うご……かして……」
「何っ?……良く聞こえない?」
「動かして……お願い……」
「動かすだけで良いのかよ」
「いい……いいのぉ……」
「奥さんだけ……また、満足かよ。
 俺はどうすればいいんだ?」
「動かして……」
「じゃぁ、ちゃんと言えよ」
「……」
 耳元で囁いた。美紀子の顔がこわばる。と、同時に蜜壺がドロッと弛んだ。
「いえないわぁ……そんなこと」
 逸物と蜜壺の間に空間が少しずつできている。
 美紀子の興奮が冷めていくのがわかるが、武史はまだ気が付かない。
「じゃぁ、おしまいだ。あとは奥さん、自分で……」
「……」
 武史は、腰を不規則に動した。蜜壺から空気の漏れる音が鳴る。
「言いますぅ、言うわぁ」
「さあ」
「種付け……してください」
「もっと、大きな声で……」
「種付けしてください!」
「誰にだ?」
「美紀子に、種付けしてください!」
「お願いが抜けている」
「美紀子に、種付けしてください!お願い!」
「もっと大きな声で!」
「お願いです。美紀子に、種付けしてください!お願い!」
「よし、種付けしてやる。俺の子供を孕むんだ」
 再び、激しく動かし始めた。
 ほどよい滑りで、気持ちの良い刺激がお互いに伝わる。
「ああっ……あっ……あっ……ああん……」
(何か素直すぎる……それとも、俺の逸物に支配されているのか)
「あっ……あっ……ああっ……」
 いつの間にか武史の腰に脚が巻き付いて来た。
 美紀子の身体が次第に上にずれていった。
(気のせいか?……なんだか蜜壺の締め付け感が薄れている)
(声が出ているがあまりにも規則的すぎる気がする)
 武史には美紀子が本気で感じて発する声では無いような気がした。
(何か、変だ。……気のせいか……それとも二回目だからか)
 不安が頭をよぎったが、武史は亀頭に受ける一定の刺激から逃れられなかった。
 美紀子はといえば、喘ぎながら顔を左右に振っている。
(やっぱり気のせいか……美紀子は感じているみたいだ……もうすぐ逝くな)
 武史の玉袋がせりあがってきている。
 最大級の快感を得るために懸命に尿道の根元を引き締めるが、間に合わなかった。
「くっ、出そうだ……」
 思わず漏らした声を待っていたかのように、武史の腰に絡めた美紀子の脚がギュッと締め付けた。ググッとお互いの身体が密着した。
 突然、武史の動きが止まった。
 二度目の射精だった。
 武史の顔が美紀子の目の前でだらしなく歪んでいる。今まさに精液が尿道を通過する快感に浸っている瞬間だった。



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