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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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サーガの正体-1

マギーが橋元マナミの詳細を問い合わせている間、喜多は先程すれ違った男…、サーガであろう人物との過去の接点について必死に思い出そうとしていた。
(いつだ…?田口が事件を起こしている最中か…?いや、あんな奴見た事はない。だいたい高田の件でムショに入ってたし、出てからもすぐに田口に裏切られてまたムショ帰りだったし。あの短い時間にそんな色んな奴と出会っちゃいねーし。それより前か…?)
一点を見つめて考え込む。
(高田が死ぬ前のR4時代か…?覚醒剤売ってた時の相手か?いや、そんな面影じゃない。何だこのスッキリしない気分は…)
何かが引っかかる。全く覚えがないと言い切るには何かモヤモヤした物を感じる。喜多はふと湯島武史の事を思い出した。
(あの人は完全なる悪人じゃなかったよな…。気に入らない女への復讐劇見てるとスカッとしたもんな。それに比べて俺らは悪人だったな。見境なくレイプしてたもんな。田口は本当に血も涙もない奴だったぜ。初めて会った時は可愛らしい憎めないガキだったのによ…)
湯島武史に連れられて一緒にいた時の田口徹の姿を思い浮かべた時、何か胸がドクッとなった感覚を覚えた。
(な、何だ!?も、もしやその頃か…!?その頃に会った奴らの誰かか!?)
答えがすぐそこにあるような気がした。田口の幼少時代に何か大きなヒントがあるように思えてならなかった。
(だ、誰だ!?いつだ!?初めて俺達と田口がレイプしたのは誰だっけ…?ショップ店員か…?いやでも違う。それじゃない。田口がリクエストした女…)
必死で思い出す喜多。
(樽美首…、あの野球のピッチャーの妻…、紗栄子…紗栄子か!モンペアだ!)
さらに答えが近づいたような気がした。はやる気持ちを抑えて良く思い出す。
(学校で廊下を走っていたのを注意されて、それを先生に報告されこっぴどく叱られたとかゆー話だったよな…。そーいや田口の友達もその紗栄子とヤリまくったって言ってたな…。友達…友達…)
その田口の友達の顔を思い出した瞬間、喜多はいきなり立ち上がり叫んだ。
「そ、そうか!佐川…佐川健吾だ!だからサーガか!」
とうとう面影に辿り着いた喜多。今と昔のサーガの姿がようやく喜多の頭の中で並んで立ったのであった。


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