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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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蒼白-1

タクミのあごに、
ちづるのおしっこが少しだけついた。

タクミは1度、ちづるを見る。
2人の目が合う。
ちづるは荒い息で顔面が、
蒼白してゆく。

タクミは無言で
タオルの濡れていない箇所で
あごを拭く。
そのまま、
まだ荒い息のちづるの隣に寝そべる。

自分の頭を手で支え起こし、
ちづるのおでこを撫ではじめた。
しかし、タクミは何も言わない。
笑みはなく、無言でちづるの目を
見ながら、おでこをゆっくりと撫でる。


「、 、 、、 、、 。」

「っ、はぁっ、、  、 
   はぁ、、、 っ、 、」

 タクミ君の 顔に、 

   私



     最低  
 

「、〜っ、タクミくん、 、、 
っ、 、〜っ、 〜っ、、 」


  謝らなきゃ 

 

「〜っ、、は、 はぁ、っ、 」


  謝らなきゃ 


    でも、 、、

      
「〜っ、 、 、はぁ、 」

  

     目が

  顔が

  笑って ない

   怖い


    どうしよう 

  私、 、

    
「〜っ、、はぁ、〜っ、、 ぁ」


「、、、 、、。
  何で、震えてんの?」 
 

「〜っ、 〜っ、、んっ、」

「、 、、怖いの?」

「、〜っ、 ん、、うん、 」

「 何が?」

「〜、 ん、っ、色んな こと、
 、 、 、っ、はぁ、 、 
  タクミ君に、 
  軽蔑、 、、される、、」

「 ふーん、、軽蔑 ね。

おしっこ、顔にかけたから?」

「、っ、んっ、、、 、」

「そう、 、、。
 
  怖いんだ、 、、。」

   あぁ

 それも

    いい

 俺に 軽蔑されるのが怖い か

   うん、 、 

   出れない ね

  ちづちゃん 

  俺から


「、、治らないねーー、
       漏らす癖、、。

 はぁ、、。 

 あのさー、
    いつ治るの? 」

  
  真っ青 

    震えちゃってる 
 
  あ、。

    や、 ばい

      
「恥ずかしいんじゃ ないの?」


 
   たの し


「っ、はぁ、、。

漏らす癖は治せないし、
 気分で正反対の事言うし、 、、。

  前も、俺
    言ったっけ?  

 ちづちゃんて、本当、 
       駄目だね。」

 
 この 怖がってる顔

    興奮 する


 やりすぎたら
  また 泣いちゃう か ?

「、っ、 、〜っ、」
 
「本当に、
    治るのかな、、」

  、 、 、、。


ちづちゃん
     美人だし

 医者と合コンなんてしたら、
  普通に モテると思う

   だから 閉じ込める

 俺は病んでるかもしれないけど
  ちづちゃんだって

   悪いよ

「おいで、? 」

 
 単純で

 思惑通りに
    動いてくれるから

  
  悪いんだよ



タクミはソファーに座ると、
ちづるを膝の上に乗せた。
赤ちゃん抱っこをされているちづるは、
まだ震えている。
心も、体も硬直している。

タクミの肩に頭を乗せて、
震える身体で静かに
親指をしゃぶっていた。


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