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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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ノウム原理教教祖、深野浄京-1

 「おはようございます。」
若菜をホテルに迎えに来たのは何と警視庁副総監の高城誠二であった。まさかの大物のお迎えに若菜は恐縮を通り越して驚く。
 「ふ、副総監…!ど、どうして副総監が…!?」
しかも自らが運転してきた。と言う事は若菜の運転手を務めると言う事だ。副総監に運転手をさせるなどとてもじゃないが平気な顔をしていられなかった。
 「そりゃあ天下の上原若菜様がお越しになったんだ。ヒラには任せられないだろう!」
 「な、何をおっしゃいますか…。天下はあなたでしょう!?」
 「ハハハ!副だから残念ながら天下じゃないがね。」
 「いえ、水戸黄門だって天下の副将軍だし…」
良く分からない事を口走ってしまった。高城はアハハと笑いながら助手席のドアを開けた。
 「さ、どうぞ。」
 「お、恐れ入ります…」
若菜は恐縮しきりで車に乗った。若菜を乗せ車を走らせる高城。高城はダンディで紳士的な男だ。刑事時代の武勇伝は色々聞くが、普段は穏やかで女性に人気がある。女性の間で勝手に作るランキングで不倫したい上司とパパにしたい上司の2部門でいつもトップに名を連ねている。運転する姿もダンディであった。
 「昨日は良く眠れたかな?」
 「は、はい。とてもいいお部屋を用意していただき感謝しております。(まさかオナニーし過ぎて寝不足ですだなんて言えないしね…)」
 「それは良かった。」
声までうっとりする。会話もスムーズで落ち着く。そんな雰囲気の男であった。
 「最近、ノウム原理教の名前を変えたフレアの中で深野浄京の身柄を解放させる為にテロを計画していると言う噂は聞いた事、あるか?」
 「はい。前に総監から聞きました。」
 「そうか。ノウム原理教の教祖や幹部らが逮捕され弱体化したと思われてた後継のフレアが最近勢力を伸ばしているようだ。警察でも最近はフレアには目を光らせているんだよ。」
 「確かに。不穏な動きを察知していると聞きました。」
 「ああ。何か悪い予感がするな。今日面会に行く深野浄京は何としても塀の外へ出してはならないと思っているんだ。」
 「テロリストに屈する訳にはいきませんからね。逮捕されても未だに絶大な信望を受ける深野浄京には私、興味があるんです。どんな人物か把握しておきたくて。」
若菜がそう言うと、いよいよ深野浄京が収監されている東京刑務所が見えて来たのであった。


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