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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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山崎剛志-1

 それは何気ない朝の事であった。若菜の元に龍酷会組長の権田豪から電話があった。
 「おはよ〜、豪ちゃん。どうしたの朝から。」
 「若ちゃん、確か西崎玲香って女探してたよな?」
若菜の耳がピクッと動く。西崎玲奈とは真田竜彦が金を脅し取っていた山崎剛志と関係していたと思われるローズヒップというキャバクラらしき店に働いていた女性だ。三鷹麗美の件で話をつけた時に山崎の名前と共に豪に名前を伝えていた。
 「豪ちゃん、今から行ってもいい?この間のお礼も含めて。」
 「お礼?乳でも揉ませてくれるのか?」
 「さぁね〜?ンフッ。じゃあ今から行くね。」
若菜は電話を切り県警本部を飛び出して行った。探している人物が短時間で繋がっていくのは偶然ではないと若菜は考えていた。最終的に事件は一本の糸で繋がっている…、さそう確信を持って捜査に望んでいる。
 龍酷会の事務所につき面倒なセキュリティを通り車を降りた。
 「よう、早かったなぁ若ちゃん!」
 「早く豪ちゃんに会いたくてさぁ♪」
 「会いたいのは俺じゃないだろ?」
豪のその言葉に反応する。
 「…、もしかして、いるの?」
若菜は西崎玲奈の情報を聞けると思いここに急行してきた。しかし豪の言い方からすればあたかも本人がいるような言い草だ。若菜の目が光る。
 「ああ。だって情報だけじゃ物足りないだろ?」
 「フフ、やっぱ豪ちゃんは私をいつも満たしてくれるわよね。」
 「もっと満たしてやれる自信はあるんだがね?」
 「あら、もぅテクニシャンなんだからん♪」
このキャバクラトークがたまらなく好きな豪。口を開けて豪快に笑った後、若菜を事務所に招き入れた。
 「ウチのシマでシャブを売っている女がいると言う情報を得て捕まえてやったんだよ。あの女は出会い系サイトで知り合った男によぉ、言葉巧みにシャブを打たせて常習者にしていたらしいんだ。ウチのモンを囮に使ってとっ捕まえてやったんだ。」
 「そうなんだ。」
豪は地下室に若菜を連れて行く。普通の人間ならヤクザの事務所の地下室など怖くて死んでも行きたくないところだ。しかし若菜は何も恐れていない。そんな果敢なと言うか太々しい若菜を豪は大いに気に入ってるのであった。
 「どんな女?」
 「いい女だよ。あんな女に誘惑されたらたいていの男はコロッとイッちまうだろうよ。」
 「私とどっちがいい女?」
 「そ、そりゃあ若ちゃんに決まってんだろうがよぅ。」
若菜はニヤッと笑う。
 「だよね〜。」
 「当然だ!(あっちって言ったら殺されるぜ…)…ガハハ!」
豪は正直、ハンパない色気を兼ね備え、見るだけでムラムラさせられる西崎玲奈の方が…という気持ちはあったが口が裂けても言えるはずはなかった。


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