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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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ビッチ狩り-1

 吉川真利愛はすぐに見つかった。県警本部のある中央市から車に乗り高速を南に走って30分程した場所にある宮川市にある県立宮川高校に通う生徒である事が判明した。金田とさとみは高速に乗り宮川市に向かった。
 「ここか…。」
ごく普通の高校である。まだ授業中との事で2人は事情を説明して校長室で待つ事にした。
 「吉川真利愛さんとはどういう生徒さんですか?」
校長に緊急で呼ばれた担任の山川幸雄が神妙な顔付きで答える。
 「特に問題ある生徒ではありません。成績もいい方ですし、素行も悪くありません。強いて言えばスカートが短く良く注意はしますが、今どきの子はみんなスカートは短いし、非行に走る様子もなかったんで黙認してますが。」
 「そうですか。最近何か変わった様子は?」
 「そうですね…先月終わり頃でしょうか、風邪で1週間休んで皆勤賞がなくなったって事ぐらいでしょうか…。そのショックかどうかは分かりませんが、暫く落ち込んでたような感じはありましたが…。」
 「そうですか。」
 「風邪で休むような子ではなかったんですが、よっぽど酷い風邪だったんでしょうかね。」
金田はそこが特に怪しいと感じた。
 「あの、本当に彼女が事件に巻き込まれるような事をしたのでしょうか…。」
 「被害者である確率は高いと思います。私たちは何故被害者になったのを知りたいだけなんです。必要以上にご迷惑をおかけする気はありませんので。」
 「そうですか。」
少し安心したような表情を浮かべた担任だった。
 学校の面子、自分の保身…、そんな事ばかり気にしている様子が手に取るように良く分かった。生徒を守ろうとしついるのではなく、自分のクラスから何か問題が起こるのを恐れてるのと、事が大きくなれば学校の評判も落ちる。その責任が自分にのしかかる事になる事態を恐れているのだろう。誰でも無難が一番である。しかし困難に陥った場合、逃げるのか立ち向かうのかでその後の結果は大きく違うものだ。罪を認めそれからどうするのかを模索する精神こそが、世の中が正常に保てるただ一つの答えなのだ。黙殺により蓄積されていく問題はやがて崩壊を招く。それを教えるべき教師がこのザマだ。金田は腹立たしさを堪えて吉川真利愛の到着を待っていた。


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