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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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レイプ撲滅プロジェクト-1

 水島海岸で起きた殺人事件の翌日、これまでに集めた捜査状況を纏める捜査会議が御洗警察署に設置された捜査本部にて行われた。それを取り仕切るのは若菜だ。若菜に匹敵する適任者は誰も思い浮かばない。朝の9時から始まったこの会議。朝の若菜は特に輝いて見える。顔も髪もスーツも前日の疲れを全てリフレッシュしてくる。若菜から香る匂いも男性陣をうっとりさせる。
 「おはようごさいます。」
若菜が挨拶すると何倍もの声の塊が帰って来る。
 「おはようございます!!」
その声に満足そうな笑みを浮かべた後、すぐに真顔に変わる。若菜のその表情は全員の気を引き締めさせる。
 「さて私はこの事件を長引かせるつもりは全くありません。一分一秒が勝負です。犯人が自分に逮捕の手が伸びていると感じる暇もないぐらいに早く逮捕したい、そう思ってます。ではまず事件現場付近の防犯カメラの解析状況を報告願います。」
 「はい!」
そう言って起立したのは御洗署のベテラン刑事の中村等である。恐らく徹夜の作業であったのだろう。頭はボサボサで目の下にはクマを作っていた。
 「では早速報告します。まず宿泊施設に設置してあった防犯カメラの映像を解析した結果、男2人組の姿は映っておりませんでした。一応ラブホテルの映像も確認しましたが。」
 「まぁ、ホモでない限りラブホテルの映像には期待はできそうにないですからね。でも可能性の薄い映像までチェックしていただいてありがとうございます。そこまでしていただくと非常に助かります。」
 「いや、とんでもございません。」
苦労を労われ疲れが癒えたような気がした。ちょっとした事でも人間の意欲は上がりもし、下がりもするものだ。少し照れた姿を見せた後、報告を続ける。
 「ただ、付近のコンビニにある防犯カメラには何組かの男2人の映像が確認されました。今その映像資料を同僚の林が揃えている所です。少しおまち下さい。朝から犯行時間と思われる深夜までの映像を確認し全ての男2人組の映像を解析しております。顔はかなり明確に画像化できそうです。」
 「元々犯人は殺人を犯すつもりではなかったみたいだし、レイプ時には覆面を着用するつもりだったでしょうから、逆に帽子を被ったり、下手に変装しない方が捜査においても目につきずらいからね。それにレイプ事件だけなら防犯カメラの映像まではチェックしないから、犯人にとってはその時点で防犯カメラに映る映らないは特に気にもしていなかったのでしょうね。その画像に期待ね。」
 「はい。もう暫くおお待ち下さい。」
 「了解しました。ありがとうございます。」
中村は着席した。
 


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