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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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タクミの思い出-1

タクミは聞きながら、さっき冗談っぽく言ったが、やっぱり漏らすのは癖かな、と考えていた。

 気持ちよくて、漏らしちゃう 。

    犬っぽい な。

  そういや、そんな犬いたなー。

学校の帰り道、 、 。

タクミはふと、小6の時、下校途中にいた犬を思い出す。
一軒家の駐車場に、長めのリードで繋がれてた黒い子犬。
愛嬌があって可愛くて、下校途中の子供は、その犬を撫でてる事が多かった。
タクミも友達と、その犬を撫でていた。
シッポが取れそうなぐらい、ブンブン振っている。

最初、頭を撫でていると、次は子犬自ら
『体も撫でて』と、言わんばかりにゴロンと横になる。
背中を撫でてると『お腹も撫でて』とお腹をだす。
お腹を撫でると、小量のおしっこが、ピチャ、ピチャと、駐車場を汚す。
タクミの友達が笑って言う。

「、わ!おしっこした!
 汚ね、手にかからなくてセーフ、!」

そこに、飼い主のおばちゃんが自転車で帰ってきた。

「メリー。また撫でてもらってるの?
良かったね〜!
あ!またウレションしてる!
はー。 あ〜ぁ、、。
この子ね、たまにウレションしちゃうのよ。」

「、?」

ウレション?

「ウレションて、嬉しくて、おしっこしちゃう、って事。
あたしも恥ずかしくて。 

それだけ治さなきゃねー? 

ねー?」

おばちゃんはメリーに向かってそう言った。

そこに隣の住人のおばちゃんがきて、ペチャクチャと井戸端会議が始まった。
友達が言う。

「、、、ウレション、だって。
ウケるね。」

「、、、、、。」

「ね、行こう?俺ン家でゲームやろうよ。」

「、、、、、ん、?うん、、。」

タクミは友達に促されて帰ったが、本当はもっと、子犬を撫でていたかった。
タクミは翌日も子犬を撫でたくて、1人で早足でメリーの所に行く。

「あ、、、」

先客がいた。
小4ぐらいの女の子が1人でメリーを撫でている。

「、、、。」

タクミは停まっていた車の影に隠れて女の子が撫で終わるのを待つ。
見てると、女の子は頭だけしか撫でていない。
それを見て、少し優越感が沸く。
女の子がメリーに手を振りバイバイして、去った。

 メリーに近づく。

「、、、メリー、、」

メリーはタクミに気がつきブンブンとシッポを振る。
最初は頭、その次は背中、そしてお腹を出す。
『早く撫でて!』と言わんばかりのメリーの目が、かわいくて堪らない。

お腹を撫でるとまた、メリーはおしっこで駐車場を汚す。
タクミは、お腹を早く撫でたり、ゆっくり撫でたりする。
すると

『あ、この早さが気持ちいいんだ、、』

と、メリーのウレションのポイントが分かってきた。

『、これが、気持ちいーんだね、、、。』

タクミは時間を忘れて、メリーを撫で続けた。
  それは、長い期間続いた。


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