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二人の外道
【鬼畜 官能小説】

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A:1 -1

 両腕を天井にまっすぐ伸ばした格好で、全裸の亜里沙が吊られていた。両手首には金属製の手枷がはめられ、天井から延びた鎖と繋がっている。床と、脚のつま先は十センチほどの距離が開いていて、身体は完全に宙に浮いていた。
「う……ぁ」
 たかが、両腕を吊られるだけ。そう外部からは見えるかもしれないが、当の犠牲者には相当の苦痛が与えられる。全身の体重が手首にのしかかり、手首の皮膚は枷によって破れて血がにじんでいる。
「気分はどう? ……っていいわけないよな」
 吊られた亜里沙の身体をブラブラ揺らしながらAは楽しそうに言う。揺れるたびに重みが腕にかかり、さらに血がにじんで腕を伝った。
「そらよっと」
「ギャアアアアアアッ!」
 空を切る音がして、亜里沙は絶叫して身体を震わせる。Aが亜里沙の尻に鞭を炸裂させたのだ。
 昨日使われた、馬に使うための馬上鞭とはちがって、今回は最初から拷問用に開発された“一本鞭”とよばれる物を用いている。
「アギャアアッ! アアアアアッ!」
 さらに尻に二発、連続で鞭が振るわれた。綺麗なバツ印が、赤い文字で真っ白な尻に刻み付けられる。
 一本鞭を使いこなすには、若干のテクニックが必要であり、習熟していない者が扱うと、狙った部分に鞭が跳ばないばかりか、最悪、使用者自身を打ってしまうことも少なくない。また、拷問用とだけあって威力も凄まじく、過去には死亡例もある。そのため、Bの提案で、あえて亜里沙を宙吊りにして、鞭の威力を和らげるようにしている。Aは十分に一本鞭の扱いに自信があり、若干の不満があったが、万が一を考えて彼の言う通りにすることにした。
「アッ! グガアアアアッ!」
「バケモンみたいな悲鳴あげんなよ、それっ!」
「アガアアアアアアアアッ!」
 とは言っても、やはり拷問用の本物である。威力は幾分か軽減されているといっても、鞭が食い込むたびに、身体には無残なミミズ腫れがいくつもでき、特に集中的に狙われた尻部の傷は、皮膚が破けて出血しはじめている。
「ウグガアアアアァァァッ!」
 ヒュッと跳んだ鞭が、胸を直撃した。身体を大きく震わせて悶える亜里沙に、Aは笑みを浮かべ、Bは壁にもたれ掛かり、腕を組んで無表情で見つめる。
「ギアアアアアアアアアッ!」
 さらに腹部、背部、太腿へと鞭が振るわれ、真っ赤なミミズ腫れを身体に刻む。
「はぁっはぁっ……うぁぁ」
 鞭の回数が三十を超えたころには、亜里沙は息も絶え絶えになっていた。鎖が下ろされ、肩で息をしながらぐったりしている少女に、さらなる激痛が襲い掛かる。
「熱いいぃぃッ!」
 身体に、透明な液体をかけられた瞬間、亜里沙は全身が燃え上がる灼熱地獄に放り込まれた。
「おっと、これは水じゃなかった、ウォッカだった。いやー、ごめんごめん」
 舌をぴゅっと出して頭を掻きながら謝るA。しかし、彼は間違えてなどいない。最初から亜里沙の傷に、酒をしみこませて嬲るつもりだったのだ。
「そろそろそれくらいでやめておけ。やり過ぎてショック死されても困る」
 今まで沈黙を守っていたBが口を開いて、Aの非道を制止する。死なれたら困る、などと言うあたりに、亜里沙のことは物程度の考えであることは簡単に読めたが、痛みにもだえ苦しんでいる亜里沙には、Bが救いの手を差し伸べてくれたかのような印象を抱くのは、ごく自然の事であった。
そして、そうなることを見据えて、Bは発言したのだった。彼は自分の思惑が思い通りにいったことを感じると、口角を少し上げた。
「わかったよ。じゃあ、お前さんが牢屋にこれを放り込んでおけよ」
 AもBの思惑を理解したのか、傷にしみこむアルコールに悶える亜里沙を足先でつつきながら、反論することもなく彼の指示に同意する。
Bとは違い、Aは最低限、対象を痛めつけることができればよいので、特に性交を必要とはしなかった。もっとも、この場合、快楽を感じえることのできる性交があった方が、苦痛を和らげることができたかもしれない。


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