投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

〈亡者達の誘う地〜刑事・銭森四姉妹〉
【鬼畜 官能小説】

〈亡者達の誘う地〜刑事・銭森四姉妹〉の最初へ 〈亡者達の誘う地〜刑事・銭森四姉妹〉 402 〈亡者達の誘う地〜刑事・銭森四姉妹〉 404 〈亡者達の誘う地〜刑事・銭森四姉妹〉の最後へ

〈抜け殻〉-1

(……麻里…子……お姉さ…ん……?…何処に……居るの……?)


微かに……春奈の耳に、麻里子の声が聞こえてきていた。
瞑っている目を開けて辺りを見回そうとするのだが、瞳孔は光を捉える事は無く、視界は真っ暗なままだ。


(……な…何なの?)


春奈は顔の皮膚に感じる違和感に気付いた。
耳や蟀谷(こめかみ)、そして目の周囲に触れる形で、自分は目隠しをされているのだと理解した。
口には相変わらずボールギャグの異物感があったし、腕や足を締め付けてくる“がさついた”ソレは、麻縄だとはっきりと分かった。


(そうか……まだ私は……)


両腕を左右に真っ直ぐに伸ばされ、その腕と平行になるように吊られた太股……それは、この地で初めて凌辱された時と同じ姿勢だと、見えずとも知れていた……春奈は今の状況に狼狽える事も無く、ぼんやりと現実を受け入れていた……。

それにしても、何故に麻里子の声が聞こえてくるのか……?

そんな事を考え始めたその時、暗闇の中に捜し求める姉の声のボリュームが上がった。


{い…好いッ!!おチ〇チン好いよぉッ!!}


ハアハアと息を乱して、はしたない言葉を叫びながら麻里子は悶えている……姿は見えなくても、その喘ぎ声に混じるグチャグチャという粘液の弾ける音で、あの堕落仕切った姉に群がる男達と、それらと交わる淫らな光景が脳裏に鮮明に浮かんできた……。


(……あぁ……そういう事か……)


鼓膜を直接に震わせるような声で、春奈はイヤホンの存在を理解した。
耳に感じる違和感は、目隠しだけでは無いのだと、無感動に納得していた。

……と、突然に両の胸に何者かの接触を感じ、それは実に優しい動きで柔肉を揉み解していく……その形からして掌だと分かったのだが、接触してくる感触に、無数の異物感が散りばめられているのが分かった……。


(な…なんなの……?)


違和感は異物だけでは無かった。
そのブツブツとした皮膚を持つ掌は、まるで涎でも分泌しているかのように、ヌルヌルと春奈の肌を濡らし、滑らかに裸体の上を滑り回るのだ。
胸から脇の下に滑り、そして背中を撫で回してから再び胸に愛撫を与えてくる。
この弄りは、全てを失ってしまった春奈の肉体を労るように、実に淫靡な曲線を描いていた。



〈亡者達の誘う地〜刑事・銭森四姉妹〉の最初へ 〈亡者達の誘う地〜刑事・銭森四姉妹〉 402 〈亡者達の誘う地〜刑事・銭森四姉妹〉 404 〈亡者達の誘う地〜刑事・銭森四姉妹〉の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前