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〈亡者達の誘う地〜刑事・銭森四姉妹〉
【鬼畜 官能小説】

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〈狂宴・後編〉-1

数時間前、自分を玩具としたオヤジが、またも食手を伸ばしてきた……無垢な妹と、その彼女の全てを奪い、凌辱の限りを尽くした人面獣が、今、目の前で笑っている……。


『……ウフン……やっぱり貴女の方が素敵よ?優愛なんて名前の“便所紙”よりも……ね?』


このオヤジと、その部下達が優愛を嬲り者にして……姦した。
公衆便所の便器のように使い回し、自慰で精液を拭き取った後のティッシュペーパーのように、ゴミも同然に棄てた。
更には自分の股間の穴に偽男根を突き刺し、ボロ布のようになった妹と下半身同士の結合までさせて、笑い者にして辱しめたのだ。


欲情の薄れないタムルの背後では、優愛を拘束していた台の分解を、部下達が始めていた。
もう優愛に強固な拘束は必要無く、その興味すらも景子に移ったのだと言わずとも告げているようだ。



『大好きな妹だったものねえ……「優愛」「優愛」って何度も叫んじゃってさあ?その優愛とこんな“繋がり”を持てて、お姉さんも嬉しいでしょう?』


タムルに汚れきった髪を掻き上げられると、景子は激しく頭を振って触れられる事を拒否し、眼前に迫るニヤケ顔を静かに睨みながら、全身をブルブルと震わせた……鼻の穴を大きく拡げ、眉間に皺を刻んで眉を吊り上げ、バイトギャグから涎を滴らせて殺意を燃やしている……それは視界の中にある仇敵に噛み付こうとする、狂犬のような様相だった……。


『しかし……繋ぎあった貴女達って、醜い格好してるわぁ……これじゃあ豚って言うより“虫”かしらねぇ?ウフフ…糞の山から這い出た糞虫みたい……フハ…アハハハ!』

「う…う"ぎい"ぃ"ぃ"ッ!!」


自分の方から優愛と繋げておいて、その無様な姿を嘲り笑い、飽きずに二人への侮辱の台詞を吐き続けてくるタムルに、ついに景子は怒声をあげた。

犯罪を犯しているという自覚すら持たず、ただただ他人の苦痛を愉悦と感じて悦びに浸る精神異常者に、我慢の限界は疾うに越えていたのだ。

吊り縄からようやく外れた頭を振り、眼前のタムルの顔面に頭突きを加えようと試みた久々の攻撃だが、側頭部の髪を不浄な指に絡められていたし、しかも下半身同士で繋がれた優愛が、重石のようになって景子の動きを封じてしまう。


『何よ糞虫?その汚い顔で御主人様に頬擦りしたいの?それともキスしたいのかしら?フヒヒ……』


景子の怒りの度合いは、明らかに数時間前より上回っていた。

あれだけの凌辱行為を見せられたのだ。
罪なき少女が罵倒と暴力に壊され、汚れなき妹までも嘲笑われながら弄ばれ、性欲処理の玩具にされてしまったのだ。

もう、景子の頭の中にはタムル達を殺す事以外に考えは無く、この命を引き換えにするのすら躊躇は無かった。

眼球がコロンと転げ落ちんばかりに見開かれた目は、とても正気な者の目付きではなく、この拘束から抜けられないと分かっていても、傍から傍観している専務が恐れを抱く程の形相だった。



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