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汐莉 愛姪調教 11歳の誘惑
【ロリ 官能小説】

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蜉蝣∞-1


 …♪ …♪ …♪ …♪ …♪ …♪ …♪ …♪ …♪ …♪

(?)
“俺”の腕の上で誰かの指先が軽やかなタップを繰り返す。
酷く身体が怠く瞼さえ開ける事が出来ない。
しばしその“タップ”に意識を集中すると、どうやらジングルベルのリズムの様である。

(今は…… 今日はクリスマス ……なのだろうか? だとしたら俺は、いったい何日間、こうしているのだろう?)
再び意識が微睡始める。
(もう少しだけ眠ってから考える事にしよう……)


   …… years later

……♪ ……♪ ……♪

(っは!)
再び俺の腕を“タップ”する感覚に……
今度は僅かに瞼を開き周囲を見渡す事が出来る。

(いったい俺はどの位の時間眠っていたのだろう?)
おそらく先程まで俺の腕に“タップ”をしていたであろう女性に尋ねようと試みる。
しかし酷く喉が渇き声を発する事が出来ない。

その女性は俺の目の動きに気が付くと、まるで幽霊でも見た様な表情を浮かべ室内を飛び出していった。

ひとり取り残された俺は、自分がいる場所が病室のベットの上である事を認識する。
周囲を見渡し考えを巡らせただけで、重苦しい疲れが全身に襲い掛かる。
再び瞼を閉じて考え…… 想いを巡らせてみる事にする。

(確か俺は姪の汐莉を、いや、汐莉では無く恵利子に対してだっただろうか? )
いずれにしても、後ろめたい想いが過る。

 数分もせずに室内に白衣をきた初老の紳士が現れる。
ここが病室であるのだから当然と言えば当然であるが、いかにもと言ったその風貌に僅かに口元が緩む。

「ご気分はいかがですか?」
月並みの問い掛けが、違和感ある音程で耳元に届く。

(良いわけないですよ)
そう毒づきたくなる衝動を抑えると、再び睡魔が襲い深い眠りにつく。

(どれくらい眠ったのだろうか?)
周囲の人の気配に気づき目を覚ます。

(父さん! 母さん!)
目の前に立つ両親に何故か、懐かしさが溢れ出す。
不思議と以前より、白髪が目立つ様に感じる。

「と……ぉさん、かぁ……さん」
今度は微かに声を発する事が出来る。
聞きたい事はたくさんあったが、すぐに思い浮かんだ事は“汐莉と恵利子”の事であった。
流石に体裁を整える為に、その名をすぐに口にする事は躊躇われた。

 20分程両親と他愛もない会話を繰り返すと、徐々に喉の調子も良くなり発声出来る様になる。

「そう言えば…… 姪っ子の汐莉たちは元気にしてるかな」
自分なりにタイミングを計った上で、そう両親に問い掛けてみた。

「…… 汐莉? 汐莉って? お前の姪なら…… 覚えてないのかい?」
怪訝な表情で母親が聞き返し、そう付け加える。

「お母さん、今日はその位で……」
会話の途中から入室していた看護師がそう促すと、おざなりの言葉と共に両親はその場を後にする。

(これは、いったい?!)


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