投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

飼育
【ロリ 官能小説】

飼育の最初へ 飼育 7 飼育 9 飼育の最後へ

その(2)-1

 カナを理想の女に出来ないか。……山野はひそかに心を熱くした。
従順な娘だと思う。まずそこが気に入った。男を知ってはいるが、女の歓びはまだ未開発のようである。それも魅力だ。
(俺が開花させてやるのだ……)
そして彼女は俺のために舞い、俺のために悦び、宙を彷徨う女になるのだ。

 それには時間が必要である。一緒に暮らさなければその時間はつくれない。だが監禁など出来ないし、それと疑われる状況にもしてはならない。強要しないのは勿論だが留め置くような示唆もしない方がいいと思った。

「もし、帰るんだったらーー」
鍵をドアの新聞受けから室内に入れておくように言った。自由にしていいんだと暗に含めた。初めてカナを泊めた翌朝、出勤する時のことである。彼女の様子を窺う意味もあった。
(何か盗んだりしないだろうな……)
素性のしれない娘だから一応用心を念頭に置いてみたが、現金は置いていないし、特に金目の物もない。それにやはりカナが悪事を働くとは思えなかった。池袋で再会した時、カナは言った。『お金すいません。いつか返します』
性根が悪ければあんな言葉はでないだろう。

「あたし、ここにいます。掃除しておきます」
山野はほっとして財布から一万円を出して渡した。
「下着やシャツを買いなさい。近くに店があるから」
着ているものは色が変わるほど傷んでいる。
「ありがとう」
カナは素直に頷いた。


 その日からカナと山野の共同生活が始まった。
だらしがないように見えて意外と気の付く面もあった。雑然としていた室内は日に日に整頓されて、溜め込んでいた山野の洗濯物も洗って畳まれてあり、食事の支度までするようになった。もっとも買ってきたコロッケや冷凍物を温めただけだったが、山野は感心したものである。
 痩せた体はいまひとつ魅力に欠ける。女としてもう少し柔らかさが欲しい。だが、『女』といっても熟しすぎてはいけない。少女の瑞々しさを保ちながら艶やかさの片鱗をみせる。そんな体にしたい。純真な微笑みとまだ五分咲きの秘めた女陰。今のカナならちょうどいい時期だ。
 体形としては十三、四歳である。可愛いが、抱いた手ごたえがあったら理想だ。想像しながら昂奮し、自分でも矛盾を感じるが、性欲に理屈などないのだと思う。

「ダイエットしてるの?」
「してませんよ」
「それにしちゃ痩せてるな。もっと太らなきゃ」
もうひと回りの肉付きが欲しい。
「もっといっぱい食べなさい」
「太った方がいいの?」
「もうちょっとね。その方がきれいだと思うよ」
「わかった」
山野の飼育はそこから始まった。

 山野が風呂に入ろうとすると、カナはそそくさと服を脱いで寄り添ってくる。そして体を洗ってもらうものだと思っているのか、すべてをさらけ出す。
 洗っているとペニスが怒張してきてカナは必ず握ってくる。
「カナちゃんはケータイ持ってないの?」
「あったけど、お金払ってなかったから使えなくなっちゃった」
髪は栗色に染めていたのだが、今はほとんど真っ黒である。男の目から見ても汚いと思う。
「明日カットして好きな色に染めてくるといいよ」
「いいですよ。高いから」
「お金はあげるから。可愛い方が嬉しいんだ」
カナは彼を見上げて初めて恥じらいをみせた。

 陰毛は薄い。くっきりした繁みの境目がなくもやもやと亀裂の上に生えている。
「ここ、剃ってもいい?」
「いいよ……」
何の抵抗もない。
 寝かせて脚を抱えさせ、股間を開く。柔らかい毛なので剃刀にはほとんど引っ掛かりがない。難なく白い恥丘がつるつるになった。
「ああ、きれいだ。ほんとにきれいだ」
小さな丘を摩ってキスをした。
(俺のものだ……)
「ふふ……」
カナが笑った。なぜ笑ったのかわからない。その眼差しには明るい色が感じられた。
「おじさん、やさしくて、可愛い」
「可愛いのはカナちゃんだよ」
お湯を流すと若い肌が現れた。
(俺のものでいてくれ……)
カナをきつく抱き締めた。


飼育の最初へ 飼育 7 飼育 9 飼育の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前