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〈亡者達の誘う地〜刑事・銭森四姉妹〉
【鬼畜 官能小説】

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〈悲哀奴隷・銭森瑠璃子〉-1

遂にあの船室に瑠璃子は連れ込まれてしまった。
自らの力では脱出すら叶わぬ蟻地獄のような空間に。

並べられた小さな檻……その中に収められた二つの人影……それは刑事として、絶対に救わなければならない存在……。


「ルリぃッ!!ひ、大翔ぉ!!助けて、嫌あぁ!!」



架純はボロボロと泣きながら、瑠璃子に助けを求めて叫んでいた。
頼りの彼氏は大翔と言うようだが、枷で手足を拘束され、口にはボールギャグまで噛まされている。
かなり身長は高いようで、ダンゴムシのように身体を丸めた窮屈な姿勢で、檻に閉じ込められていた。

架純は両手を枷で繋がれ、鎖と南京錠で檻に固定されている。
最早完全に囚われの身だ。


『八代がこの娘を紹介してくれてなぁ……気に入ったから拉致する事にしたんだ……ま、男が邪魔したから一緒に連れてきたけどな……』


専務は嬉しそうな笑顔を作りながら瑠璃子を見た。

狙い通り瑠璃子を捕まえる事が出来たし、架純という極上品まで手に入れる事が出来た。
大翔という邪魔者も一緒に捕まえる事とはなったが、何かには“使える”だろう。


『架純ちゃんて言うのか?アイドルみたいに可愛い顔をしてるねえ……?』

「い…嫌あッ!!ひ、大翔ぉ!!ルリいぃ!!!」

「おあぁ!!おがあ!!!」


架純は専務の手が檻に入っただけで狂ったように暴れ、彼氏である大翔と、友人で刑事である瑠璃子に助けを求めた。

楽しいデートの最中、美しい夜景の隠れスポットでのいきなりの事件……闇に紛れての数人掛かりの襲撃に大翔は殴り倒され、架純は悲鳴を塞がれて連れ去られた……大翔も邪魔な目撃者として専務達に連れ去られ、この船室に運び込まれた。

ウキウキしたデートは急転直下で悪夢へと変わり、狭い檻の中で尻を突き上げる格好を強いられている。
大翔の為に穿いた短いワンピースは、パンティーをギリギリのところで隠しているに過ぎず、この金髪鬼が覗き込めば丸見えとなってしまう。

瑠璃子のように戦う術すら持たず、守ってくれる大翔は閉じ込められたまま。

まだ檻に入れられていない瑠璃子だけが頼みなのだが、その両手は枷で後ろ手にされ、金髪鬼の部下の下敷きにされてしまっているのだ。


「やめろぉ!!ど、退けよ、離せえ!!」


瑠璃子は部下に組み伏せられたまま喚いているが、そんな物になんの効力があるのか。

瑠璃子は目を見開いて歯を剥き出して、一人前に怒声を上げてはいるが、麻里子の威圧感を知っている専務には、せいぜい仔犬が唸る程度としか感じなかった。
専務はそんな“小物”を横目に、焦らすようにワンピースの裾を摘み、ゆっくりと持ち上げ始めた。



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